AR共和国杯
2019/11/3 東京競馬場 芝2500m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−0−5]で5連対。G1連対がある馬は[1−1−0−0]、G1連対がない馬は[2−1−0−5]で4歳馬は[2−1−0−2]、5歳以上は[0−0−0−3]。2番人気は[3−1−0−6]で4連対、3番人気は[2−1−5−2]で3連対。連対馬17頭が4番人気以内、残る3頭は7、7、11番人気。最近5年の馬連は15倍、14倍、11倍、18倍、9倍で堅い決着が続いている。

52キロ以下は[0−0−3−19]、53キロは[0−1−0−15]、54キロは[0−0−1−25]で連対は53キロの1連対のみ。56〜57.5キロは[8−4−2−45]で12連対と多い。トップハンデは[3−2−1−11]で5連対。1番人気は[1−1−0−0]で堅実。4番人気以内は[2−2−1−2]だが、5番人気以下は[1−0−0−9]で11番人気の1連対のみ。人気にならないトップハンデは不振。

ルックトゥワイスは東京芝[2−4−0−2]の巧者。前走目黒記念は出遅れて後方からメンバー最速の34.3秒で差し切り、2分28秒2のレコードで優勝。道中緩急のあるラップでタフなレースになり、差し追い込み馬が上位を独占した。今回は前走より2キロ増のトップハンデ57キロを背負う。休み明けは[3−1−0−2]で久々は苦にしない。今年の重賞で藤原英厩舎は1、2番人気では[0−0−1−6]で3着止まり。レーン騎手から福永騎手に乗り替わる。

アフリカンゴールドは前走六社S(3勝クラス)を5番手からメンバー3位タイの33.6秒で抜け出して2分25秒8で優勝。これまで芝2200〜2400mは[4−2−0−2]でスタミナがあり長距離戦では堅実に走っている。昇級戦のため、前走より1キロ減の55キロで出走できる。前走勝った福永騎手からルメール騎手に乗り替わる。その点で昇級戦でも人気を集めそうだ。前日のラグビーワールドカップの決勝で南アフリカが勝つと・・・。

目黒記念2着馬アイスバブル、昨年のAR共和国杯2着馬ムイトオブリガード、前走京都大賞典4着のノーブルマーズ、17年の菊花賞3着馬ポポカテペトル、札幌日経オープン&丹頂S3着のタイセイトレイル、障害G1を6勝しているオジュウチョウサンなど。アイスバブルは芝2200〜2500m[2−1−0−1]で目黒記念では中団からメンバー2位の34.7秒で伸びて0.2秒差の2着。勝ったルックトゥワイスと斤量1キロ差が2キロ差に広がるのは有利。

ムイトオブリガードは東京芝2400〜2500m[3−1−0−1]の巧者。昨年のAR共和国杯は8番手からメンバー最速の32.5秒で伸びて0.1秒差の2着。前走目黒記念は後方から伸び切れず0.6秒差の5着。タフな流れが合わなかったか。武豊騎手で負けて乗り替わった馬は一変することが多い。オジュウチョウサンは前走六社Sで2番手から伸び切れず0.8秒差の10着。スローの上がり勝負で切れ負けした。新馬戦で騎乗した松岡騎手が強気な騎乗で粘らせるか。


レース回顧

2019年11月 3日(祝) 5回東京2日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第57回アルゼンチン共和国杯
3歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2500m   13頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  7  ムイトオブリガード 牡 5 横山典弘  56  2.31.5 33.8  2 488 (栗)角田晃一
2 2  2  タイセイトレイル   牡 4 戸崎圭太  55  2.31.7 33.5  5 484 (栗)矢作芳人
3 1  1  アフリカンゴールド セ 4 ルメール  55  2.31.7 33.8  1 464 (栗)西園正都
4 4  5  ルックトゥワイス   牡 6 福永祐一  57  2.31.8 33.6  3 442 (栗)藤原英昭
5 7 10  トラストケンシン   牡 4 三浦皇成  53  2.31.8 33.6  9 468 (美)高橋文雅
6 5  6  ポポカテペトル     牡 5 北村宏司  55  2.31.9 34.0 11 482 (栗)友道康夫
7 7 11  パリンジェネシス   牡 5 石橋脩    54  2.32.1 34.6 10 508 (栗)清水久詞
8 6  9  ノーブルマーズ     牡 6 高倉稜    56  2.32.2 34.4  6 494 (栗)宮本博
9 3  3  ハッピーグリン     牡 4 池添謙一  55  2.32.3 34.3  8 462 (栗)長谷川浩
10 8 13  ウインテンダネス   牡 6 内田博幸  56  2.32.3 34.6 12 516 (栗)杉山晴紀
11 4  4  アイスバブル       牡 4 浜中俊    55  2.32.5 34.0  4 448 (栗)池江泰寿
12 8 12  オジュウチョウサン 牡 8 松岡正海  53  2.32.8 35.4  7 514 (美)和田正一
13 6  8  マコトガラハッド   セ 6 武藤雅    51  2.33.3 35.6 13 498 (栗)鮫島一歩
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LAP : 7.2-11.2-11.9-12.9-12.7-12.6-12.7-12.4-12.0-11.8-11.3-11.1-11.7
通過:30.3-43.2-55.9-68.5  上り:70.3-57.9-45.9-34.1  平均:1F:12.12 / 3F:36.36
単勝   7 \480 
複勝   7 \150 / 2 \260 / 1 \150 
枠連   2-5 \3640 (17) 
馬連   02-07 \3120 (14) 
ワイド 02-07 \800 (10)/ 01-07 \380 (1)/ 01-02 \570 (6) 
馬単   07-02 \5590 (21) 
3連複 01-02-07 \3070 (8/286) 
3連単 07-02-01 \23070 (71/1716) 

ムイトオブリガードはスタートを決めて内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー4位タイの33.8秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分31秒5。オジュウチョウサンが逃げて前半5F62.2秒のスローペース。中盤に流れが緩んで後半5F57.9秒。オジュウチョウサンが消耗戦にすることができず、高速ラップの持続力が問われるレースになった。ムイトオブリガードは横山典騎手が内ラチ沿いの3番手につけてロスなく回ってきたことが大きかった。これで東京芝2400〜2500m[4−1−0−1]。昨年の2着馬が雪辱を果たし、重賞初制覇を飾った。前走目黒記念は武豊騎手が後方に控えて荒れた内を突いて5着に終わったが、武豊騎手から乗り替わった馬は一変することが多いので注意したい。次走はジャパンCに向かう予定。今年はアーモンドアイが出走せず、例年よりメンバーレベルが低くなりそう。東京芝2400mの青嵐賞を2分22秒9で勝っている。今年のメンバーなら通用してもおかしくない。

タイセイトレイルは後方から最内を突いてメンバー最速の33.5秒で追い込んで0.2秒差の2着。これまで33秒台で上がったことがない馬が、ポッカリ空いた内を突いて最速上がりで突っ込んだ。これで今年は[3−3−4−0]で3着以内を確保。成長力のあるハーツクライ産駒。4歳秋になってひと皮剥けてきたのか。祖母にシンコウラブリイがいるのは、勝ったムイトオブリガードと同じ。シンコウラブリイの血が騒ぎ始めたため注意していきたい。次走は未定だが、矢作厩舎だけに出走できるならジャパンCに使ってきそうだ。

アフリカンゴールドは中団の内を進み、直線で馬群を割ってメンバー4位タイの33.8秒で伸びて0.2秒差の3着。前走3勝クラスを勝った馬が昇級戦で0.2秒差の3着なら上々。1枠1番スタートからルメール騎手がロスなく進め、流れが緩んで上がり勝負になったことが良かったのだろう。ここにきて長距離戦で着実にパフォーマンスを引き上げている。賞金的に出走は微妙だが、次走はジャパンCに向かう予定。

ルックトゥワイスは後方2番手からメンバー2位タイの33.6秒で追い込んで0.3秒差の4着。最後に外から伸びてきたが、結果的に位置取りが後ろ過ぎた。福永騎手はオジュウチョウサンがスタミナ勝負に持ち込むことを想定していたのだろう。勝った目黒記念は前半5F59.4秒、今回は62.2秒。この流れで後方2番手からでは厳しかった。次走はジャパンCに向かう予定。能力はムイトオブリガードと遜色ない。



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