ファンタジーS
2019/11/2 京都競馬場 芝1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−1−3−4]で3連対。前走芝1200mは[0−0−2−0]、芝1400mは[0−1−0−3]、芝1600mは[2−0−1−1]。2番人気は[1−0−0−9]、3番人気は[0−1−3−6]で各1連対のみ。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は200倍、61倍、102倍、26倍、7倍で万馬券が2回。上位人気に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬14頭が前走連対。残る6頭のうち5頭は前走OP以上で6着以下に負けていた。前走10着以下は[1−0−0−7]で1連対のみ。前走1勝クラス勝ち馬は[0−0−0−6]で不振。[0−2−1−4]の2着馬に注意。6番人気以下で連対した7頭のうち6頭が前走OP以上に出走し、4頭にOP以上で5着以内の実績があった。この時期の2歳重賞はOP以上の経験がモノをいう。前走OP以上で負けた馬の巻き返しに注意。

ヤマカツマーメイドは札幌芝1500mの未勝利戦(稍重)、りんどう賞を2連勝。前走りんどう賞は3番手からメンバー4位タイの34.6秒で抜け出して1分21秒4で優勝。池添厩舎のロードカナロア産駒で半兄にヤマカツエースがいる。切れより地力タイプである程度前につけてしぶとい脚を使える。少し荒れている馬場が合うが、今週からBコースに変更される。過去10年で前走りんどう賞勝ち馬は[0−0−0−4]で不振。

マジックキャッスルは福島芝1200mの新馬戦を3番手からメンバー最速の34.8秒で抜け出して4馬身差で圧勝。前走サフラン賞は休み明け、距離延長、馬体8キロ増が堪えたのか、最後にマルターズディオサに差されてクビ差の2着。国枝厩舎のディープインパクト産駒でソーグリッタリングの半妹。距離1F短縮は良さそうだが、小柄な牝馬だけに長距離輸送を克服できるかがカギ。過去10年で関東馬は[1−0−1−10]。

前走ききょうS3着のシャレード、すずらん賞勝ち馬ケープコッド、ダリア賞勝ち馬エレナアヴァンティ、京都芝内1400mの新馬戦を勝ったレシステンシアなど。シャレードは中京芝1400mの新馬戦(重)を好位から抜け出して3馬身半差で圧勝。前走ききょうSは中団から伸び切れず0.3秒差の3着。上がりが速過ぎたか。藤原英厩舎のダイワメジャー産駒では全兄にダノンメジャーがいる。福永騎手がペコリーノロマーノに騎乗するため、川田騎手に乗り替わる。


レース回顧

2019年11月 2日(土) 5回京都1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第24回KBS京都賞ファンタジーS
2歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 1400m・外   15頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  6  レシステンシア     牝 2 北村友一  54  1.20.7 34.9  6 488 (栗)松下武士
2 7 12  マジックキャッスル 牝 2 戸崎圭太  54  1.20.9 34.6  1 428 (美)国枝栄
3 8 14  クリアサウンド     牝 2 松山弘平  54  1.20.9 34.9  2 478 (栗)杉山晴紀
4 3  5  ヤマカツマーメイド 牝 2 池添謙一  54  1.21.2 35.2  3 470 (栗)池添兼雄
5 6 11  ヒルノマリブ       牝 2 勝浦正樹  54  1.21.3 34.8  7 486 (栗)北出成人
6 4  7  ケープコッド       牝 2 吉田隼人  54  1.21.4 35.1  5 464 (美)高柳瑞樹
7 7 13  ペコリーノロマーノ 牝 2 福永祐一  54  1.21.5 35.4 12 436 (美)久保田貴
8 2  3  シャレード         牝 2 川田将雅  54  1.21.5 35.4  4 490 (栗)藤原英昭
9 1  1  ベッラヴォルタ     牝 2 浜中俊    54  1.21.7 34.9 14 478 (栗)加用正
10 8 15  パドゥヴァルス     牝 2 西村淳也  54  1.21.9 35.7  8 432 (栗)吉田直弘
11 2  2  ラヴォアドゥース   牝 2 M.デム  54  1.22.4 35.7 13 442 (栗)渡辺薫彦
12 6 10  エールヴィオレ     牝 2 松田大作  54  1.22.5 35.8 15 434 (栗)武英智
13 5  8 $モズアーントモー   牝 2 シュタル  54  1.22.7 36.9 11 516 (栗)森田直行
14 5  9  レジェーロ         牝 2 和田竜二  54  1.23.0 37.2 10 398 (栗)西村真幸
15 3  4  エレナアヴァンティ 牝 2 内田博幸  54  1.23.5 37.9  9 458 (美)宗像義忠
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LAP :12.0-10.7-11.0-11.9-11.7-11.5-11.9
通過:33.7-45.6-57.3-68.8  上り:68.7-58.0-47.0-35.1  平均:1F:11.53 / 3F:34.59
単勝   6 \1360 
複勝   6 \310 / 12 \170 / 14 \190 
枠連   4-7 \1140 (4) 
馬連   06-12 \3090 (8) 
ワイド 06-12 \1260 (13)/ 06-14 \1170 (11)/ 12-14 \540 (3) 
馬単   06-12 \8110 (30) 
3連複 06-12-14 \5700 (12/455) 
3連単 06-12-14 \43510 (114/2730) 

レシステンシアはスタートを決めて2番手につけ、メンバー3位タイの34.9秒で抜け出して後続を完封しレースを制した。勝ちタイムは1分20秒7の好タイム。エレナアヴァンティが逃げて前半3F33.7秒、5F57.3秒の速い流れ。レシステンシアは前に行った馬が直線で失速して惨敗する中、1頭だけに最後まで11秒台のラップで走って押し切った。キャリア1戦の馬がこのタイムで走ったのだから大したもの。スピードの持続力が優れている。調教診断で「雄大な馬体で素質は高い」と書いたが、想定以上の走りだった。次走は阪神JFに向かう予定。ファンタジーSを先行して1分20秒3で勝ったアストンマーチャンは阪神JFで1分33秒1で走り、ウオッカにクビ差の2着に入っている。

マジックキャッスルは中団の後ろからメンバー最速の34.6秒で外から追い込んで0.2秒差の2着。勝ったレシステンシアの上がりを0.3秒上回ったが、結果的に位置取りが後ろ過ぎた。1分20秒9で走っており、例年なら勝ってもおかしくないレベル。新馬、サフラン賞は3番手から抜け出して勝ったようにもっと前につけられるタイプ。これまでより速い流れで位置取りが後ろになったというより、戸崎騎手が控えた結果なのだろう。国枝厩舎のディープインパクト産駒でソーグリッタリングの半妹。今後はひと息入れてクイーンCあたりで復帰することになりそうだ。

クリアサウンドは中団の外からメンバー3位タイの34.9秒で伸びて0.2秒差の3着。直線で差し切る勢いで伸びてきたが、ラスト1Fを過ぎてから脚色が鈍った。それでもひと息入れて馬体10キロ増、初の右回りを考慮すると内容は悪くない。両前脚膝の骨折が判明し、長期休養することになった。

ヤマカツマーメイドは5番手からメンバー7位の35.2秒で伸びて0.5秒差の4着。好位につけて直線でレシステンシアを追ったが、逆に引き離された。前走りんどう賞の勝ちタイムを0.2秒詰めている。現時点では力負け。ロードカナロア産駒でヤマカツエースの半妹。タフな馬場で見直したい。



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