紫苑S
2019/9/7 中山競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。オークスから直行した馬は[1−1−1−2]で2連対。2番人気は[2−1−0−7]で3連対、3番人気は[0−1−0−9]で1連対のみ。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は1連対。最近5年の馬連は16倍、39倍、12倍、14倍、6倍で4年が10倍台までに収まっている。1番人気が信頼できれば、10倍前後を狙うのが妙味。

関東馬は[8−7−8−107]で15連対、関西馬は[2−3−2−25]で5連対。関西馬は5番人気以内[2−3−0−7]、6番人気以下[0−0−2−18]。6番人気以下で連対した6頭は全て関東馬。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭が前走6着以下に負けていた。前走1000万条件以上なら前走着順は問われない。連対した6頭のうち5頭が前走4番人気以内。前走人気で負けた馬に注意。

カレンブーケドールは前走オークスで4番手から早めに押し上げて直線で先頭に立ち、メンバー5位の35.1秒で上がってクビ差の2着。1番人気のラヴズオンリーユーが差されたが、12番人気の低評価を覆し波乱を演出した。新馬戦でダノンキングリーの上がりを0.4秒上回って頭差の2着に入ったのはダテではない。秋の目標は次の秋華賞だが、紫苑Sで連対するくらいでないと秋華賞では通用しない。国枝厩舎が休み明けでどこまで仕上げてくるか、まずは最終調教の動き、馬体、気配に注目したい。引き続き津村騎手が騎乗する。

フローラS4着馬パッシングスルー、同5着馬フェアリーポルカ、前走織姫賞を勝ったレッドベルディエス、2走前に矢車賞を勝ったグラディーヴァ、2走前にミモザ賞を勝ったエアジーン、前走1勝クラスを勝ったアップライトスピン、ローズテソーロなど。パッシングスルーは[2−0−0−2]で前走福島芝2000mの1勝クラスは先行抜け出しで3馬身差で圧勝。勝負どころで早めに先頭に立ち、最後は流す余裕があった。紫苑Sで3着以内に入らないと秋華賞出走は厳しくなる。戸崎騎手は16年の紫苑Sをビッシュで勝っている。

フェアリーポルカはフローラSで0.1秒差の5着に終わったが、不利な大外18番枠から外を回るロスがあった。4着パッシングスルー(4枠8番)とはハナ差だった。阪神で2戦2勝。坂のある中山コースで変わり身に注意。レッドベルディエスは前走織姫賞を中団の外からメンバー3位の36.4秒で差し切って1分48秒4で優勝。重賞ではクイーンCで0.5秒差の5着がある。ルメール騎手は先週の重賞で1番人気のゴルコンダが6着、レイエンダが10着に終わった。今年の中山芝重賞でルメール騎手は[3−1−0−2]。


レース回顧

2019年 9月 7日(土) 4回中山1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第4回紫苑S
3歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 2000m   15頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 15  パッシングスルー   牝 3 戸崎圭太  54  1.58.3 33.8  2 476 (美)黒岩陽一
2 4  6  フェアリーポルカ   牝 3 三浦皇成  54  1.58.3 33.7  6 490 (栗)西村真幸
3 8 14  カレンブーケドール 牝 3 津村明秀  54  1.58.4 34.0  1 464 (美)国枝栄
4 3  5  レッドベルディエス 牝 3 ルメール  54  1.58.6 33.7  3 458 (美)鹿戸雄一
5 3  4  フィリアプーラ     牝 3 丸山元気  54  1.58.7 34.1  8 444 (美)菊沢隆徳
6 7 12  ローズテソーロ     牝 3 横山典弘  54  1.58.9 34.0 10 448 (美)金成貴史
7 1  1  エアジーン         牝 3 石橋脩    54  1.58.9 33.6  7 446 (美)堀宣行
8 2  2  クールウォーター   牝 3 野中悠太  54  1.59.0 33.8  9 424 (美)堀宣行
9 2  3  スパークオブライフ 牝 3 藤田菜七  54  1.59.2 33.8 13 400 (美)小島茂之
10 5  8  グラディーヴァ     牝 3 M.デム  54  1.59.3 34.7  4 454 (栗)角居勝彦
11 7 13  アップライトスピン 牝 3 田辺裕信  54  1.59.5 34.8  5 464 (美)池上昌和
12 6 11 $メイクハッピー     牝 3 大野拓弥  54  1.59.7 35.4 11 474 (美)新開幸一
13 4  7  トーセンガーネット 牝 3 武藤雅    54  1.59.8 34.6 14 452 (美)小笠倫弘
14 6 10  レオンドーロ       牝 3 柴田大知  54  2.00.0 34.9 12 470 (美)伊藤大士
15 5  9  ウエスタンランポ   牝 3 菊沢一樹  54  2.00.9 35.7 15 414 (美)深山雅史
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LAP :12.2-11.1-12.2-12.3-12.7-11.8-12.0-11.5-11.0-11.5
通過:35.5-47.8-60.5-72.3  上り:70.5-57.8-46.0-34.0  平均:1F:11.83 / 3F:35.49
単勝   15 \450 
複勝   15 \150 / 6 \270 / 14 \140 
枠連   4-8 \1100 (5) 
馬連   06-15 \3040 (11) 
ワイド 06-15 \840 (10)/ 14-15 \300 (1)/ 06-14 \590 (6) 
馬単   15-06 \5100 (20) 
3連複 06-14-15 \2400 (5/455) 
3連単 15-06-14 \18020 (47/2730) 

パッシングスルーは大外枠スタートから3番手につけ、メンバー4位タイの33.8秒で外から抜け出し、最後はフェアリーポルカとの叩き合いをハナ差で制した。勝ちタイムは1分58秒3。メイクハッピーが逃げて前半5F60.5秒の緩い流れ。後半5Fは60.5秒、上がりは34.0秒でラップは11.5−11.0−11.5秒。開幕週の高速馬場で上がり勝負になり、前に行った馬での決着になった。パッシングスルーは3番手から抜け出す正攻法のレースで重賞初制覇。前走福島芝2000mの1勝クラスで圧勝し、小回りコースの適性を示していた。高速決着に対応できたことは今後に繋がりそうだ。脚元が弱いため、秋華賞に出走するかどうかは状態面次第になりそうだ。

フェアリーポルカは4番手からメンバー2位タイの33.7秒で内を突いて伸びハナ差の2着。パッシングスルーとの首の上げ下げで負けたが、直線で前が壁になって追い出しを待たされたことが影響している。パッシングスルーの上がりを0.1秒上回っている。休み明けで馬体が16キロ増えていたが、ほとんどが成長分でそれほど太くはなかった。フローラSでもパッシングスルーにハナ差で競り負けている。フローラSではフェアリーポルカが大外枠だったが、今回はパッシングスルーが大外枠だった。馬が走りに前向きさでスタートしてからすぐにいい位置につけられ、しぶとい脚を使うタイプ。本番の秋華賞でも立ち回りの上手さを生かせれば。

カレンブーケドールは2番手からメンバー7位タイの34.0秒で抜け出したが、2頭に交わされて0.1秒差の3着。津村騎手は3コーナーあたりでハミを噛んだことが影響したとコメントしている。1番人気で終始マークされながら走ったことも影響したのだろう。休み明けで馬体は4キロ増。多少余裕残しだったが、仕上がりは悪くはなかった。叩き2戦目のオークスで正攻法のレースをしてクビ差の2着に入った馬。一度使ったことで次走の秋華賞では上積みが見込める。小回りの芝2000mを経験できたこともプラスに働きそうだ。

レッドベルディエスは少し出負けした後方を進み、勝負どころで外から捲ってメンバー2位タイの33.7秒で上がって0.3秒差の4着。外を回っていい脚を長く使って33秒台で上がったが、前に行った馬が有利な展開で届かなかった。スタートを決めて中団あたりで流れに乗っていれば、もっと差は詰まったのではないか。まずは自己条件を使って賞金を加算していきたい。



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