小倉2歳S
2019/9/1 小倉競馬場 芝1200m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。前走小倉芝1200mで0.3〜0.8秒差をつけて圧勝した馬は[1−2−0−0]。0.1秒差以内の接戦だった馬は[0−1−0−3]で不振。2番人気は[4−1−1−4]で5連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は3連対。最近5年の馬連は216倍、15倍、49倍、31倍、296倍でかなり荒れている。

前走小倉芝1200mで前に行って2着に0.3秒差以上をつけて勝った馬が10連対。前半3F33秒台で3番手以内につけて勝った馬、特に逃げ切った馬に注目したい。牡馬は[5−7−7−71]、牝馬は[5−3−3−53]。牝馬は1、2番人気[4−2−1−5]だが、3〜9番人気は[0−0−2−24]。13、15番人気で連対したのは牝馬。大穴で前走新馬戦を勝ち、若手騎手が騎乗した10番人気以下の牝馬に注意。

カイルアコナは小倉芝1200mの新馬戦で単勝2倍の1番人気に支持され、前半3F34.0秒で逃げ、メンバー2位タイの35.1秒でまとめ、1分9秒1で4馬身差で圧勝。最後は軽く仕掛けただけで流す余裕があった。2着メイショウベンガルは次走小倉芝1200mの未勝利戦を1分9秒4で5馬身差で圧勝している。サンデーレーシングで2000万円で募集された高橋義厩舎のキンシャサノキセキ産駒で祖母にアンブロワーズがいる。小柄な牝馬で2歳戦向きの馬。開幕週に勝った馬。最終週で荒れて時計の掛かる馬場がどう出るか。

新馬戦とフェニックス賞を連勝したマイネルグリット、阪神の新馬戦を勝ったラウダシオン、トリプルエース、小倉の新馬戦を勝ったヒバリ、カリニート、中京の未勝利戦を勝ったテーオーマルクスなど。マイネルグリットは中京芝1600mの新馬戦を好位からメンバー2位の35.3秒で抜け出して1分36秒6(重)で優勝。前走フェニックス賞は3番手からメンバー2位の35.3秒で内から抜け出して1分9秒0で優勝。過去10年でフェニックス賞勝ち馬は[0−2−0−4]。最近3年は3、2、1番人気で5、6、6着に終わっている。

ラウダシオンは阪神芝1200mの新馬戦を3番手からメンバー2位の35.7秒で抜け出して1分10秒7で優勝。勝ちタイムは平凡だが、好位からスパッと抜け出したようにレースセンスの良さが光った。過去10年の小倉2歳Sで[2−3−0−2]で現在2連勝中の武豊騎手に乗り替わる。トリプルエースは阪神芝1200mの新馬戦を3番手からメンバー最速の34.4秒で抜け出して1分12秒5(稍重)で優勝。渋った馬場、スローペースで勝ちタイムは遅い。和田騎手は2連勝したマイネルグリットではなく、こちらに騎乗する。


レース回顧

2019年 9月 1日(日) 2回小倉12日  天候: 曇   馬場状態: 重 
11R  第39回小倉2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指)  芝 1200m   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 6 10  マイネルグリット   牡 2 国分優作  54  1.10.5 36.2  3 478 (栗)吉田直弘
2 4  5 $トリプルエース     牡 2 和田竜二  54  1.10.5 35.9  2 470 (栗)斉藤崇史
3 3  3  ラウダシオン       牡 2 武豊      54  1.10.6 35.9  4 488 (栗)斉藤崇史
4 8 13  ゼンノジャスタ     牡 2 田中健    54  1.10.7 36.2  8 454 (栗)浅見秀一
5 5  7  カイルアコナ       牝 2 川田将雅  54  1.10.8 36.7  1 434 (栗)高橋義忠
6 2  2  テーオーマルクス   牡 2 浜中俊    54  1.10.8 37.0  5 468 (栗)宮徹
7 7 12  カリニート         牡 2 幸英明    54  1.10.9 36.4 10 462 (栗)大根田裕
8 3  4  ヒメサマ           牝 2 岩田望来  54  1.11.0 36.9 12 416 (栗)梅田智之
9 5  8  ホープホワイト     牝 2 酒井学    54  1.11.3 37.1 11 444 (美)武井亮
10 6  9  シゲルミズガメザ   牡 2 岩崎翼    54  1.11.3 36.8  7 438 (栗)鈴木孝志
11 8 14  ミントティー       牝 2 秋山真一  54  1.11.7 36.9 14 414 (栗)高柳大輔
12 1  1  ローランダー       牝 2 松山弘平  54  1.12.0 37.7 13 444 (栗)湯窪幸雄
13 7 11  グランドデューク   牡 2 西村淳也  54  1.12.4 37.1  9 512 (栗)庄野靖志
14 4  6  ヒバリ             牝 2 福永祐一  54  1.15.5 41.8  6 432 (栗)加用正
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LAP :12.0-10.5-11.2-12.2-12.0-12.6
通過:33.7-45.9-57.9-70.5  上り:70.5-58.5-48.0-36.8  平均:1F:11.75 / 3F:35.25
単勝   10 \620 
複勝   10 \190 / 5 \180 / 3 \240 
枠連   4-6 \780 (3) 
馬連   05-10 \1310 (4) 
ワイド 05-10 \510 (3)/ 03-10 \780 (9)/ 03-05 \680 (7) 
馬単   10-05 \3090 (10) 
3連複 03-05-10 \3190 (7/364) 
3連単 10-05-03 \17400 (44/2184) 

マイネルグリットは6枠10番から5番手につけ、メンバー3位の36.2秒で外から差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分10秒5(重)。テイオーマルクスが逃げて前半3F33.7秒。重馬場で速い流れになり、2、3着に追い込み馬が突っ込んだ。マイネルグリットは馬場の好位の外からいい脚を長く使って優勝。重馬場の新馬戦でもいい脚を長く使って差し切ったようにその持ち味をフルに発揮できた。これで新馬、フェニックス賞、小倉2歳Sを3連勝。フェニックス賞勝ち馬は小倉2歳Sで勝てない傾向があったが、今年は馬場が渋ったことが良かったのだろう。国分優騎手は14年にオーミアリスで勝っており、小倉2歳S2勝目となった。今後は距離を延ばして京王杯2歳Sあたりを使うことになりそうだ。

トリプルエースはスタートで挟まれて最後方を進み、直線で馬群に突っ込んでメンバー最速タイの35.9秒で追い込んでクビ差の2着。休み明けで馬体12キロ増、重馬場、最後方と厳しい条件だったが、最速上がりを繰り出して能力を示した。スタートがまともなら差し切っていたかもしれない。和田騎手は新馬、フェニックス賞でマイネルグリットに騎乗していたが、今回はトリプルエースに騎乗して2着を確保。外国産馬で少し頭が高いが、しっかりとした末脚がある。まだ道悪で時計の掛かる馬場でしか走っていない。良馬場でどこまで切れる脚を使えるか。

ラウダシオンは出遅れて後方からメンバー最速タイの35.9秒で大外から追い込んで0.1秒差の3着。最後は切れる脚を使って伸びてきたが、結果的に位置取りが後ろ過ぎた。前走阪神の新馬戦を勝った馬が2、3着に入ったように小倉の新馬戦を勝った馬がそれほどレベルが高くないのだろう。ただし道悪が影響した馬がいる点は考慮しておきたい。

ゼンノジャスタは8枠13番スタートから中団につけ、メンバー3位タイの36.2秒で上がって0.2秒差の4着。フェニックス賞2着馬が8番人気の低評価だったが、外々を回ったぶん直線で伸び切れなかった。

カイルアコナは3番手につけたが、直線で伸び切れず0.3秒差の5着。小倉開幕週の芝1200mを1分9秒1で圧勝したが、そのときとは全く違う馬場で力を出し切れなかった。小柄な牝馬で少し非力感がある。

テーオーマルクスはハナを切って直線で馬場のいい外に出したが、直線で一杯になって0.3秒差の6着。道中ヒバリに競りかけられたことが影響している。それほど切れる脚はないが、ロードカナロア産駒で馬体の造りが目立つ馬。重馬場でも走るが、良馬場でパフォーマンスをアップする可能性がある。



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