札幌2歳S
2019/8/31 札幌競馬場 芝1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。前走札幌芝1800mを1番人気で勝った牡馬は[1−2−0−0]で堅実。2番人気は[2−2−0−6]で4連対、3番人気は[3−0−0−7]で3連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、10、11番人気。最近5年の馬連は236倍、8倍、181倍、17倍、87倍。隔年で人気薄が連対して荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

前走新馬戦は5番人気以内[5−3−2−22]、6番人気以下[0−1−5−38]。前走未勝利戦は4番人気以内[2−1−0−1]、5番人気以下[1−0−0−16]。前走新馬、未勝利を勝って人気になった馬が活躍している。牡馬は[8−7−7−81]で15連対、牝馬は[2−3−3−27]で5連対。牝馬は4番人気以内[2−2−1−4]だが、5番人気以下[0−1−2−23]。牝馬は人気馬に注目。

ゴルコンダは東京芝1800mの新馬戦で後方から内を回って押し上げ、メンバー3位タイの34.0秒で上がって0.5秒差の3着。前半5F64.9秒でレースのラスト3Fは33.5秒。スローの上がり勝負で切れ負けしたが、馬体が太かったこともあるのだろう。前走札幌芝1800mの未勝利戦は前半5F59.6秒で逃げ、メンバー最速の36.5秒で後続を引き離し、2着に1.8秒差をつけて大差で優勝。

勝ちタイム1分48秒3は2歳レコード。ルメール騎手は直線で後ろを振り返る余裕があった。一度使ったことで馬体が16キロ絞れ、全体的なバランスが良くなっていた。サンデーレーシングで2200万円で募集された木村厩舎のヴィクトワールピサ産駒。500キロを超える大型馬で時計の掛かる洋芝は合っている。鞍上は前走騎乗したルメール騎手。木村厩舎はダーリントンホールと2頭出し。ワンツーもあるか。

函館芝1800mの新馬戦を勝ったサトノゴールド、ダーリントンホール、札幌芝1800mの新馬戦を勝ったレザネフォール、函館芝1800mの未勝利戦を勝ったブラックホール、前走クローバー賞2着の地方馬ヨハネスボーイなど。サトノゴールドは新馬戦で2番手からメンバー最速の35.1秒で抜け出して1分54秒1で優勝。前半5F66.7秒のスローペースだった。セレクトセールで5400万円で取り引きされたゴールドシップ産駒。4月以降の重賞で武豊騎手は[0−1−2−20]で連対率4.3%。

ダーリントンホールは新馬戦を4番手からメンバー最速の35.4秒で抜け出して1分49秒8で優勝。勝負どころで手応えが良く、軽く仕掛けただけで後続を突き放した。2着コスミックエナジーは次走札幌の未勝利戦を勝っている。同厩のゴルコンダは社台、ダーリントンホールはゴドルフィン。池添騎手はどう乗るか。ヨハネスボーイは前走クローバー賞で大外からメンバー2位の35.3秒で追い込んで0.1秒差の2着。勝ったオータムレッドに蓋をされて大外に持ち出すロスがあった。過去10年で地方馬は[1−1−1−4]、16年以降は[1−1−1−1]。ゴルコンダが飛ばして後続を一掃すると最後に突っ込むか。


レース回顧

2019年 8月31日(土) 2回札幌5日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第54回札幌2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指)  芝 1800m   12頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  6  ブラックホール     牡 2 石川裕紀  54  1.50.4 36.5  5 418 (美)相沢郁
2 8 11  サトノゴールド     牡 2 武豊      54  1.50.6 36.4  3 460 (栗)須貝尚介
3 1  1 $ダーリントンホール 牡 2 池添謙一  54  1.50.9 37.5  2 512 (美)木村哲也
4 5  5  レザネフォール     牡 2 三浦皇成  54  1.50.9 37.1  4 442 (栗)池江泰寿
5 4  4  ヨハネスボーイ     牡 2 石川倭    54  1.50.9 37.3  7 452 [地]桧森邦夫
6 7 10  ゴルコンダ         牡 2 ルメール  54  1.51.0 37.3  1 524 (美)木村哲也
7 3  3  コンドゥクシオン   牡 2 丸山元気  54  1.51.2 37.5  9 500 (美)中舘英二
8 7  9  ディアセオリー     牡 2 藤岡佑介  54  1.52.0 38.6  6 474 (美)高木登
9 6  8  カップッチョ       牡 2 江田照男  54  1.52.4 39.0 12 440 (美)高市圭二
10 2  2  コスモインペリウム 牡 2 丹内祐次  54  1.53.1 40.0 10 502 (美)和田雄二
11 6  7  エイリアス         牡 2 柴山雄一  54  1.53.2 39.1  8 466 (栗)浅見秀一
12 8 12  アールクインダム   牝 2 横山武史  54  1.53.5 40.3 11 462 (美)伊藤大士
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LAP :12.3-11.5-12.2-12.3-12.3-12.5-12.5-12.3-12.5
通過:36.0-48.3-60.6-73.1  上り:74.4-62.1-49.8-37.3  平均:1F:12.27 / 3F:36.80
単勝   6 \2940 
複勝   6 \420 / 11 \290 / 1 \140 
枠連   5-8 \2220 (7) 
馬連   06-11 \6890 (19) 
ワイド 06-11 \1520 (16)/ 01-06 \780 (7)/ 01-11 \560 (5) 
馬単   06-11 \20480 (38) 
3連複 01-06-11 \6720 (17/220) 
3連単 06-11-01 \89460 (205/1320) 

ブラックホールはは中団の後ろから勝負どころで押し上げ、メンバー2位の36.5秒で差し切りレースを制した。勝ちタイムは1分50秒4。コスモインペリウムが逃げて前半5F60.6秒。逃げると思われたゴルコンダがスタートで躓き、向こう正面で外から上がって行ったことで流れが緩まず、差し馬向きの消耗戦になり、中団より後ろで脚をタメたゴールドシップ産駒の2頭で決着。ブラックホールは差し馬向きの展開を味方に外から豪快に差し切って快勝。418キロと小柄だが、ゴールドシップ産駒で消耗戦に強いタイプなのだろう。ただし展開、コース取りを含め、全てが上手く行った感がある。賞金を加算できたため、今後はひと息入れて暮れのG1、朝日杯FSまたはホープフルSを目指すことになりそうだ。

サトノゴールドは出遅れて最後方を進み、大外からメンバー最速の36.4秒で追い込んで0.2秒差の2着。新馬戦は前半5F66.7秒の超スローペースで2番手から押し切ったが、今回は全く違う流れで最後方からの追い込みで2着を確保。展開が嵌まった感が強いが、さすがに消耗戦に強いゴールドシップ産駒ということか。武豊騎手は重賞で着狙いの騎乗に徹して2、3着に来るケースが目立つため注意したい。

ダーリントンホールは1枠1番から好位につけ、メンバー6位タイの37.5秒で伸びて0.5秒差の3着。勝負どころで前にいた馬が下がってきた煽りを受けて下がり、直線で実質追えたのはラスト1Fのみ。厳しい位置から3着まで追い上げたように能力はあるが、結果的に消耗戦になり内枠がアダになった。馬体の造りが目立つ馬で能力はありそうだが、中央場所で切れる脚を使えるのかがポイントになりそうだ。

ヨハネスボーイは6番手から早めに動いて直線で先頭に並びかけたが、そこから伸び切れず0.5秒差の5着。外から上がってきた1番人気のゴルコンダに叩き合いで勝って半馬身先着した。前崩れの展開になったことを考えると内容は悪くない。距離はギリギリ守備範囲だが、体型的にはもう少し短い距離が合っている。

ゴルコンダはスタートで躓いて後方を進み、向こう正面で外から上がって直線で先頭に並びかけたが、そこから伸び切れず0.6秒差の6着。スタートで躓いたことで後肢の蹄鉄がズレてしまった模様。前走レコードで圧勝した反動があったのか、馬体が6キロ増えてフックラしていた。そのあたりも微妙に影響したのだろう。



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