2019年 7月21日(日) 3回中京8日 天候: 曇 馬場状態:稍重
11R 第67回トヨタ賞中京記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 3 5 グルーヴィット 牡 3 松山弘平 52 1.33.6 34.6 3 490 (栗)松永幹夫
2 3 6 クリノガウディー 牡 3 森裕太朗 52 1.33.6 34.4 6 480 (栗)藤沢則雄
3 4 7 プリモシーン 牝 4 福永祐一 55.5 1.33.7 35.0 1 494 (美)木村哲也
4 8 15 ミエノサクシード 牝 6 川島信二 54 1.33.7 34.3 4 474 (栗)高橋亮
5 1 1 グランドボヌール 牡 5 和田竜二 54 1.34.0 35.9 9 482 (栗)鈴木孝志
6 2 4 $ジャンダルム 牡 4 藤井勘一 55 1.34.1 35.2 11 506 (栗)池江泰寿
7 1 2 エントシャイデン 牡 4 中谷雄太 54 1.34.1 34.4 8 474 (栗)矢作芳人
8 7 14 カテドラル 牡 3 川田将雅 53 1.34.2 34.7 2 476 (栗)池添学
9 6 12 レインボーフラッグ 牡 6 小崎綾也 54 1.34.2 34.2 7 462 (栗)小崎憲
10 8 16 $キャンベルジュニア 牡 7 浜中俊 56 1.34.5 36.1 10 542 (美)堀宣行
11 6 11 ロードクエスト 牡 6 M.デム 57 1.34.5 34.5 5 460 (美)小島茂之
12 5 10 コスモイグナーツ 牡 4 国分優作 53 1.34.6 36.0 14 458 (美)高橋祥泰
13 4 8 ツーエムマイスター 牡 7 城戸義政 52 1.34.8 36.8 15 456 (栗)本田優
14 7 13 ヒーズインラブ 牡 6 酒井学 56 1.35.1 34.8 13 526 (栗)藤岡健一
15 2 3 ヴェネト 牡 7 松若風馬 53 1.35.3 36.6 16 460 (栗)藤原英昭
16 5 9 ロワアブソリュー 牡 6 幸英明 56 1.35.6 35.8 12 514 (栗)須貝尚介
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LAP :12.4-11.3-11.6-11.4-11.3-11.4-11.9-12.3
通過:35.3-46.7-58.0-69.4 上り:69.9-58.3-46.9-35.6 平均:1F:11.70 / 3F:35.10
単勝 5 \490
複勝 5 \180 / 6 \330 / 7 \140
枠連 3-3 \2990 (13)
馬連 05-06 \2580 (8)
ワイド 05-06 \850 (7)/ 05-07 \390 (2)/ 06-07 \870 (8)
馬単 05-06 \4590 (12)
3連複 05-06-07 \3100 (6/560)
3連単 05-06-07 \15690 (27/3360)
グルーヴィットはスタートを決めて5、6番手を進み、直線で外からメンバー6位の34.6秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分33秒6(稍重)。ツーエムマイスターが逃げて前半3F35.3秒、58.0秒。中団より前につけた軽量52キロの3歳馬2頭で決着。グルーヴィットは道中馬を前に置いて折り合いをつけ、勝負どころで外から上がって行ったプリモシーンをマークして直線で差し切り重賞初制覇。前走NHKマイルCは10着に終わったが、直前で前が詰まってまともに追えなかったもの。中京のファルコンSで2着がある3歳馬が52キロというのは恵まれたハンデだった。ダートで2戦2勝。渋った馬場もプラスに働いている。リフレッシュしたことで最終調教の動き、気配が目立ったように調子も良かったのだろう。ロードカナロア産駒で近親にドゥラメンテがいる良血馬。今後は状態面次第で関屋記念、京成杯AHでサマーマイルシリーズの優勝を狙うことになりそうだ。
クリノガウディーは中団を進み、直線で外からメンバー3位タイの34.4秒で伸びてグルーヴィットに迫ったがハナ差の惜しい2着。直線で坂を上がってから鋭く伸びたが僅かに届かなかった。朝日杯FSでアドマイヤマーズ(NHKマイルC優勝)の2着がある馬。その後の脚部不安で不振が続いていたが、今回は1週前に坂路で好タイムを出し、最終調教では活気が戻り、動き、気配が良くなっていた。まだ絶好調ではないが、ようやく不振を脱したようだ。これまである程度前につけて結果を出してきた馬が差すレースで重賞で連対し、脚質の幅を広げることができた。森裕騎手は重賞初騎乗で2着。クリノガウディーには新馬戦以来の騎乗だったが、よほど相性がいいのだろう。次走は関屋記念に向かう予定。1分31秒台の高速決着になったときに真価が問われる。
プリモシーンは7番手の外を進み、メンバー9位の35.0秒で直線で抜け出したが、最後に外から3歳馬2頭に交わされて0.1秒差の3着。向こう正面で馬を前に置けず掛かったことが最後の伸びに影響したのではないか。連対した3歳馬2頭より3.5キロ重い55.5キロを背負っていたことも影響している。これで関西圏では[0−0−1−2]で連対がなく不振が続いている。ヴィクトリアマイル2着馬が夏のハンデG3を使ったのは社台の使い分けのせいか。今後は未定だが、G1を狙える馬をサマーマイルシリーズの優勝を狙う可能性がある。もしくはインディチャンプとの使い分けで府中牝馬Sからエリザベス女王杯というのもありそうだ。
エントシャイデンは後方を進み、大外からメンバー3位タイの34.4秒で伸びて0.5秒差の7着。1枠スタートから中団につけたが、徐々に位置取りが悪くなり、後方からのレースになったことが堪えた。2着クリノガウディーと同じ上がりを繰り出しただけに位置取りと立ち回りの差が出た印象。中谷騎手は向こう正面でノメっていたとコメントしている。あれだけロスがあって勝ち馬とは0.5秒差。鞍上を強化して上手く立ち回れば、重賞で勝ち負けできるのではないか。矢作調教師がそれほど人気にならない程度の有力騎手を乗せてきたら注意したい。
カテドラルは後方からメンバー7位の34.7秒で大外から伸びて0.6秒差の8着。直線でクリノガウディーの後を追ったが、坂を上がったところで引き離された。中京の重馬場の新馬戦を圧勝した馬で道悪はこなせるが、川田騎手は緩い馬場が影響して進んでいかない感じだったとコメントしている。最終週でも大外が伸びない馬場も影響したのではないか。NHKマイルCで上位に入線した3歳馬はこれから人気を集めそうだが、過信しないようにしたい。
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