プロキオンS
2019/7/7 中京競馬場 ダ1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−4−1]で5連対。最近5年は[2−2−0−1]で堅実。2番人気は[1−3−3−3]で4連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。6〜9番人気、10番人気以下は各1連対。中京に移動後の馬連は349倍、23倍、5倍、17倍、8倍、8倍、27倍。12年に12番人気のトシキャンディが逃げ切って大波乱になったが、それ以降は人気馬同士で20倍台までに収まっている。

連対馬14頭が前走3着以内、18頭が前走5着以内。残る2頭は前走6着。前走7着以下は[0−0−2−44]。最近6年の連対馬12頭のうち10頭が前走連対、残る2頭は3、5着。前走OP以上で連対した馬に注目。年齢別では4歳[4−2−1−14]、5歳[2−5−4−29]、6歳[4−1−1−26]、7歳以上[0−2−4−53]。4、6歳馬は1着、5歳馬は2着が多い。7歳以上は59頭出走して未勝利。

マテラスカイはダ1400m[1−2−0−5]で中京では[1−1−0−0]。昨年のプロキオンSはハナを切って前半3F33.5秒で飛ばし、メンバー5位の35.6秒でまとめて4馬身差で圧勝。勝ちタイム1分20秒3はレコード。ラスト3Fは11.6−11.2−12.8秒でラスト1Fのラップが落ちたが、差してくる馬がいなかった。その後は[0−2−0−3]でJBCスプリント2着、ドバイゴールデンシャヒーン2着がある。ダートで逃げたときは[4−2−0−2]、稍重以上では[4−1−0−0]。日曜は雨の予報。

サンライズノヴァはユニコーンSと武蔵野S(稍重)を制している。ダ1400mは[2−2−0−2]で18年の根岸S(重)で外から追い込んで2着がある。稍重以上のダートでは[2−2−1−0]で3着以内を確保。追い込みタイプで良馬場でも走っているが、脚抜きのいい馬場では堅実に走っている。昨年の武蔵野Sを勝った後は全て良馬場で6、8、7、4着と不振が続いている。追い込みタイプだけにマテラスカイにウインムート、サクセスエナジーが絡んで前崩れの展開になるかがカギ。戸崎騎手から松若騎手に乗り替わる。

2連勝でOP入りしたミッキーワイルド、前走さきたま杯を勝ったウインムート、同2着のサクセスエナジー、ポラリスS、天保山Sを連勝したヴェンジェンス、17年のプロキオンS勝ち馬キングズガード、オアシスS、欅Sを連勝したアルクトスなど。ミッキーワイルドはダート[2−4−1−0]。ダ1400mは[1−2−1−0]。ダートで北村友騎手では[1−4−0−0]。キングズガードはダ1400m[8−9−8−4]で中京では[1−0−2−1]。過去10年のプロキオンSで8歳馬は[0−1−1−12]。鞍上は社台の有力馬が回って来なくなったMデムーロ騎手。


レース回顧

2019年 7月 7日(日) 3回中京4日  天候: 晴   馬場状態:稍重
11R  第24回プロキオンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1400m   15頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 6 10  アルクトス         牡 4 田辺裕信  56  1.21.2 36.5  2 548 (美)栗田徹
2 7 12  ミッキーワイルド   牡 4 北村友一  56  1.21.3 36.2  3 510 (栗)安田隆行
3 3  4  ヴェンジェンス     牡 6 幸英明    56  1.21.6 37.1  4 490 (栗)大根田裕
4 3  5  サンライズノヴァ   牡 5 松若風馬  57  1.21.7 35.4  6 534 (栗)音無秀孝
5 5  9 $マテラスカイ       牡 5 武豊      57  1.21.8 37.5  1 512 (栗)森秀行
6 4  7  アディラート       牡 5 酒井学    56  1.21.9 36.4  9 508 (栗)須貝尚介
7 8 14  キングズガード     牡 8 M.デム  56  1.21.9 35.9  8 478 (栗)寺島良
8 5  8  ウインムート       牡 6 川田将雅  58  1.22.2 37.4  7 510 (栗)加用正
9 1  1  サクセスエナジー   牡 5 松山弘平  57  1.22.4 38.0  5 532 (栗)北出成人
10 4  6  ワンダーサジェス   牝 6 太宰啓介  54  1.22.4 37.1 14 494 (栗)石橋守
11 2  2 *ダノングッド       牡 7 鮫島克駿  56  1.22.4 36.3 13 528 (栗)村山明
12 8 15  プロトコル         牡 8 川須栄彦  56  1.22.6 36.8 15 532 (美)牧光二
13 2  3  ドンフォルティス   牡 4 秋山真一  56  1.22.6 36.2 10 492 (栗)牧浦充徳
14 6 11 $オールドベイリー   牡 5 小崎綾也  56  1.22.8 37.8 12 468 (栗)中内田充
15 7 13  アードラー         牡 5 西村淳也  56  1.22.9 36.3 11 484 (栗)音無秀孝
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LAP :12.3-10.5-10.5-11.0-11.7-12.2-13.0
通過:33.3-44.3-56.0-68.2  上り:68.9-58.4-47.9-36.9  平均:1F:11.60 / 3F:34.80
単勝   10 \650 
複勝   10 \230 / 12 \190 / 4 \220 
枠連   6-7 \1830 (10) 
馬連   10-12 \1930 (7) 
ワイド 10-12 \630 (5)/ 04-10 \680 (9)/ 04-12 \630 (6) 
馬単   10-12 \3720 (11) 
3連複 04-10-12 \3530 (8/455) 
3連単 10-12-04 \19210 (55/2730) 

アルクトスは好位から徐々に内に入れて内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー8位の36.5秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分21秒2(稍重)。マテラスカイが逃げて前半3F33.3秒のハイペース。ある程度前につけて直線でひと脚使った2連勝中の上がり馬3頭が1〜3着を独占。アルクトスは直線で前が詰まって捌きにくかったが、そこで脚がたまり、最後にひと伸びして差し切った。速い持ちタイムがなかった馬が高速決着に対応し、パフォーマンスを引き上げて重賞初制覇。かなり地力が強化されている。田辺騎手は先週のラジオNIKKEI賞をブレイキングドーンで勝っており重賞2連勝。今年の重賞で3着以内がなく大不振が続いていたが、これで完全に吹っ切れたか。アルクトスは左回りのダ1600m以下では[6−1−0−0]。今後はひと息入れて武蔵野Sで復帰することになりそうだ。

ミッキーワイルドは7番手からメンバー3位の36.2秒で内から捌いて抜け出したが、アルクトスとの叩き合いに負けて0.1秒差の2着。速い持ちタイムがなかったが、ロードカナロア産駒の4歳馬が高速決着に対応してパフォーマンスを引き上げた。ここにきて馬体がボリュームアップして充実してきている。これがロードカナロア産駒の成長力か。かなり使い込んだため、今後はひと息入れることになりそうだ。

ヴェンジェンスは3番手から伸び切れず0.4秒差の3着。上がりは10位タイの37.1秒。3枠4番に入ったが、道中外を回って早めに動いて勝ちに行き、そのぶん伸び切れなかった。1、2着馬は道中内をロスなく回って脚をタメている。それでも1分21秒6で走っており、OP特別で2連勝した力を示した。調教の動きは地味だが、心肺機能が高くタフなレースに強いタイプ。脚抜きのいい馬場も合っている。

サンライズノヴァは後方からメンバー最速の35.4秒で大外から伸びて0.4秒差の4着。外から一頭だけ強烈な末脚で伸びてきたが、前に追いつくところまで行かなかった。前残り傾向が強い馬場で好位につけた馬に36秒台で上がられる展開では厳しかった。5歳になっても終い一辺倒から脱却できず、追い込んで届かないレースが続いている。

マテラスカイはハナを切って前半3F33.3秒で飛ばしたが、ラスト1Fで一杯になって0.6秒差の5着。上がりは13位の37.5秒。昨年は不良馬場で前半3F33.5秒で飛ばし、上がりを35.6秒でまとめてレコード勝ちしたが、今年は馬場が乾いて稍重まで回復したことがマイナスに働いた。ドバイ遠征明けでパドックでは気配がひと息だったこともあるのだろう。



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