エプソムC
2019/6/9 東京競馬場 芝1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−0−3]で7連対。前走G2以上は[4−1−0−0]、前走G3は[0−0−0−2]。4歳馬は[4−2−0−2]、5歳馬は[0−1−0−1]。2番人気は[4−1−1−4]で5連対、3番人気は[0−3−1−6]で3連対。連対馬19頭が5番人気以内、残る1頭は6番人気。最近5年の馬連は23倍、3倍、7倍、16倍、22倍。人気馬が堅実で20倍台までに収まっている。

6番人気以下は[0−1−6−112]で3着に人気薄が来ることが多い。年齢別では、3歳[0−0−0−1]、4歳[7−5−2−18]、5歳[2−3−1−38]、6歳[1−2−4−31]、7歳以上[0−0−3−50]で4歳馬が12連対と多く、4、5歳馬が勝つことが多い。7歳以上は8、9、15番人気が3着。3連単の3着に絡めたい。牝馬は[1−0−0−8]で16年に1番人気のルージュバックが勝っている。

ミッキースワローは17年のセンライト記念勝ち馬でG1では菊花賞6着、大阪杯5着、ジャパンC5着がある。休み明けの前走新潟大賞典は後方からメンバー2位の32.9秒で追い込んで0.1秒差の2着。勝ったメールドグラースは鳴尾記念、4着ルックトゥワイスは目黒記念を制した。今回は叩き2戦目で1.5キロ減の56キロ。久々の芝1800m、渋った馬場がカギ。16年以降の重賞で横山典騎手は1番人気では[2−4−0−6]で勝率16.7%、東京では[0−0−0−3]で昨年はダイワキャグニーで14着に終わった。

プロディガルサンは前3走ディセンバーS、六甲S、谷川岳Sで2着。前走谷川岳Sは出遅れた後に最後方に下げ、メンバー最速の32.6秒で追い込んで1分32秒5で走り0.2秒差の2着。2〜5着は同タイムの接戦だった。東京芝は[1−4−2−4]で重賞では東スポ杯2歳S2着、東京新聞杯2着がある。リアルスティールの全弟で全妹ラヴズオンリーユーは無敗でオークスを制した。これまで外国人騎手では[1−2−3−1]。叩き3戦目、テン乗りのレーン騎手でひと押しがあれば、重賞初制覇があってもおかしくないか。

前走府中Sを勝ったダノンキングダム、昨年のセントライト記念2着馬レイエンダ、六甲Sと都大路Sを連勝したソーグリッタリング、17年オークス馬ソウルスターリング、前走メイS2着のカラビナ、同5着のブレスジャーニー、昨年のローズS2着馬サラキアなど。ダノンキングダムは東京芝1800〜2000m[2−4−1−0]。前走府中Sは4番手からメンバー3位タイの33.4秒で抜け出して1分58秒3で優勝。重賞では青葉賞6着がある。芝1800m巧者だったダノンメジャーの半弟。川田騎手から三浦騎手に乗り替わる。

レイエンダは昨年のセントライト記念で2着に入ったが、その後はチャレンジC6着、東京新聞杯8着、メイS9着で不振が続いている。レイデオロの全弟。[3−1−0−1]のルメール騎手に乗り替わる。ソーグリッタリングは六甲S、都大路Sを最速上がりで差し切り2連勝。六甲Sではプロディガルサンとの叩き合いをクビ差で制した。前走都大路Sは中団からメンバー最速の34.1秒で差し切り1分44秒6で快勝。今年の芝重賞で武豊騎手は[1−3−2−21]、5番人気以内では[1−1−2−8]で勝率8.3%。

東京は土曜が雨、日曜が曇り時々雨の予報。メンバー的に雨で馬場が悪化すると波乱度が増す。重の巧拙はもちろん、枠順、展開にも注意したい。人気になるミッキースワローは重賞1勝のみ。プロディガルサンは重賞未勝利。さらに3歳馬の出走はなく、4歳馬は近走不振のレイデンダとサラキアの2頭のみ。他の人気馬も含め、上位人気馬の壁は高くない。良馬場でも荒れそうだが、馬場が渋ると大波乱になる可能性がある。ここで穴馬、大穴馬、超大穴馬は書けないが、相馬眼的に極端な人気薄同士の決着がありえるとみている。

★予想結果のところに何度も記していますが、予想した買い目のオッズが高くなり過ぎた場合(配当が大き過ぎる場合)、レジまぐでの予想個別販売を見送ることがあります。あらかじめご了承ください。m(__)m


レース回顧

2019年 6月 9日(日) 3回東京4日  天候: 雨   馬場状態:稍重
11R  第36回エプソムカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1800m   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 6  9  レイエンダ         牡 4 ルメール  56  1.49.1 32.7  5 486 (美)藤沢和雄
2 4  6  サラキア           牝 4 丸山元気  54  1.49.2 33.0  7 448 (栗)池添学
3 3  4  ソーグリッタリング 牡 5 浜中俊    57  1.49.4 32.8  1 484 (栗)池江泰寿
4 1  1  ショウナンバッハ   牡 8 吉田豊    56  1.49.6 32.7 12 458 (美)上原博之
5 7 12  ブレスジャーニー   牡 5 戸崎圭太  56  1.49.6 33.0  9 460 (栗)佐々木晶
6 5  7  プロディガルサン   牡 6 レーン    56  1.49.7 33.1  3 514 (美)国枝栄
7 8 13  アンノートル       牡 5 柴田大知  56  1.49.8 33.1  6 502 (美)田中博康
8 3  3 $ストーンウェア     牡 7 中谷雄太  56  1.49.9 33.4 13 460 (栗)吉田直弘
9 7 11  カラビナ           牡 6 武藤雅    56  1.50.0 33.2  8 514 (栗)藤岡健一
10 5  8  ミッキースワロー   牡 5 横山典弘  56  1.50.1 33.2  2 480 (美)菊沢隆徳
11 2  2  ハクサンルドルフ   牡 6 大野拓弥  56  1.50.3 33.6 11 466 (栗)西園正都
12 8 14  ダノンキングダム   牡 5 三浦皇成  56  1.50.3 33.8  4 488 (栗)安田隆行
13 4  5  アップクォーク     牡 6 津村明秀  56  1.50.7 33.6 10 512 (美)中川公成
消 6 10 *ソウルスターリング 牝 5 武豊      55  ------ ---- -- --- (美)藤沢和雄
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LAP :13.5-12.2-12.7-12.9-12.6-12.3-11.0-10.8-11.1
通過:38.4-51.3-63.9-76.2  上り:70.7-57.8-45.2-32.9  平均:1F:12.12 / 3F:36.37
単勝   9 \860 
複勝   9 \310 / 6 \430 / 4 \180 
枠連   4-6 \3920 (15) 
馬連   06-09 \5670 (25) 
ワイド 06-09 \2070 (29)/ 04-09 \1020 (9)/ 04-06 \1350 (16) 
馬単   09-06 \10020 (45) 
3連複 04-06-09 \10140 (36/286) 
3連単 09-06-04 \68720 (267/1716) 

レイエンダは2番手からメンバー最速タイの32.7秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分49秒1(稍重)。サラキアが逃げて前半3F38.4秒、5F63.9秒の超スローペース。レースの上がりは32.9秒、ラップは11.0−10.8−11.1秒。超スローの上がり勝負で完全前残りになった。レイエンダは前2走後方から追い込むレースになったが、今回はルメール騎手がスタートを決めて2番手につけたことが大きかった。東京新聞杯では最後方からメンバー最速の32.8秒で上がって0.6秒差の8着に追い上げたが、そのときの前半5F通過は59.1秒。今回は東京新聞杯より4.9秒遅い64.0秒だった。ルメール騎手が心配していたとコメントしたように道悪はプラスではないが、今の東京は馬場が渋っても時計、上がりがそれほど遅くならないことも良かったのだろう。出遅れ癖のある社台のサラキアがハナを切り、追い込むレースをしていた社台のレイエンダが2番手で超スローペース。重賞でJRAから不利な枠に入れられているダノンのダノンキングダムが外から行きかけたが、三浦騎手は社台の2頭が前にいるのを見て超スローペースでも控えるレースをしている。レイエンダは速い上がりを繰り出せるタイプ。近年の重賞はスローペースになることが多いだけにまた持ち味を生かせるときがありそうだ。今後は休養して毎日王冠から天皇賞(秋)を目指すことになりそうだ。

サラキアはハナを切ってメンバー4位タイの33.0秒で上がって0.1秒差の2着。ほとんどのレースで出遅れていた馬がスタートを決めてハナを切り、超スローに落して粘り込んだ。直線ではすぐに逆手前に替えたが、末脚に持続力があり、最後までバテずに走っている。雨で馬場が悪化しなかったこともプラスに働いた。これで芝1700〜1800mは[1−3−0−0]。芝1800m前後で末脚の持続力を生かすレースが合っている。スタートを決めて前につけられたことは今後につながる。今後はクイーンSから府中牝馬Sに向かうことになりそうだ。今年の重賞で丸山騎手は社台の馬に騎乗すると[3−1−1−5]で3勝。ちなみに関東リーディングの戸崎騎手は社台の馬に騎乗すると[1−2−1−5]で1勝。社台は丸山騎手に走る馬を乗せている。

ソーグリッタリングは5番手からメンバー3位の32.8秒で伸びて0.3秒差の3着。直線でサラキアとレイエンダの後ろにいたため、外に持ち出すロスがあった。超スローの上がり勝負で前の2頭はスムーズなレースをしてレースの上がりが32.9秒。この上がりでロスがあっては厳しかった。勝ち馬より1キロ、2着馬より3キロ重い57キロを背負っていたことも堪えたか。それでも重賞で通用するメドは立った。欲を言えばもうワンパンチ欲しいが、立ち回りの上手さを生かせれば、どこかで重賞制覇がありそうだ。

プロディガルサンは中団から内を突いてメンバー6位タイの33.1秒で伸びて0.6秒差の6着。逃げたサラキアの上がり33.0秒を上回れなかったが、レーン騎手が荒れた内を突き、直線半ばまで追い出しを待ったことが影響したのではないか。17年の東京新聞杯は良馬場だったが、32.0秒で上がって2着に入っている。最終調教では精神面が成長してきた印象を受けた。中京記念、関屋記念、京成杯AHのどこかで馬券圏内がありそうだ。

アンノートルは6番手からメンバー6位タイの33.1秒で上がって0.7秒差の7着。緩い馬場で前走より0.1秒速い上がりを繰り出したが、超スローペースで前に行った馬が32秒台で上がる展開では厳しかった。田中博厩舎に転厩して馬体が30キロ増え、雄大な馬体が目立つようになってきている。相馬眼的にパワーと瞬発力を兼ね備えた馬。条件が揃えば、どこかの重賞で激走がありそうだ。



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