鳴尾記念
2019/6/1 阪神競馬場 芝2000m

レース展望

12年に6月に移動し距離が2000mに変更された。過去7年で1番人気は[1−3−0−3]で4連対。最速上がりを繰り出した馬は[1−3−0−0]。開幕週で上がりの速さが問われる。2番人気は[2−1−1−3]で3連対、3番人気は[2−0−1−4]で2連対。6〜9番人気が4連対。10番人気以下は[0−0−2−19]。最近5年の馬連は35倍、70倍、6倍、8倍、8倍。最近3年は堅い決着が続いている。

前走1着は[0−1−1−5]で1連対のみ。前走2、3着は[0−0−1−9]で連対なし。前走6〜9着は[4−0−3−13]で4連対、10着以下は[3−3−2−30]で6連対。前走重賞またはOP特別で惨敗した馬が巻き返している。前走好走した馬は過信禁物。6番人気以下で連対した4頭には重賞で連対があり、前走OP以上で4、8、13、16着に負けていた。前走負けて人気がない重賞実績馬の巻き返しに注意。

メールドグラースは良馬場では[5−2−4−0]、昨年以降は[5−2−0−0]。今年は1000万、1600万条件を連勝し、前走新潟大賞典を中団の外からメンバー3位の33.0秒で差し切って1分58秒6で優勝。54キロの軽ハンデを味方にレーン騎手で重賞初制覇を飾った。良馬場の芝2000mは[3−1−1−0]。今回は別定戦で前走より2キロ重い56キロを背負う。稍重以上では[0−0−1−3]で3着止まり。週末は雨は降らない予報。レーン騎手で人気を集めそうだ。昨年は1分57秒2のレコード決着だった。

ギベオンは昨年のNHKマイルC2着馬。3走前の中日新聞杯を中団からメンバー2位の35.3秒で抜け出して1分59秒3で重賞初制覇を飾った。2走前の金鯱賞は2番手から伸び切れず1.1秒差の6着。前走ダービー卿CTは好位から伸び切れず0.3秒差の5着。トップハンデ57.5キロが影響したのか。芝2000mは[2−0−0−1]。阪神芝は[1−1−0−0]で毎日杯2着がある。これまで外国人騎手では[3−2−0−0]だが、日本人騎手では[0−0−0−3]で不振。今回はテン乗りの福永騎手が騎乗する。

中山金杯&京都記念2着のステイフーリッシュ、中山金杯3着&小倉大賞典2着のタニノフランケル、昨年の宝塚記念3着馬ノーブルマーズ、前走新潟大賞典5着のブラックスピネルなど。ステイフーリッシュは芝2000m[1−1−2−1]、芝2200m[1−1−0−0]で中距離では相手なりに堅実に走っている。前走大阪杯は後方のまま見せ場なく13着。阪神芝2000mでは昨年のチャレンジCで0.7秒差の3着がある。前走より1キロ軽い56キロで出走できる。[1−2−1−1]で好相性の藤岡佑騎手に乗り替わる。

タニノフランケルは中山金杯で逃げて0.1秒差の3着。小倉大賞典で2番手からしぶとく粘ってクビ差の2着。角居厩舎の管理馬で母はウオッカ。阪神芝2000mは[2−0−0−1](2勝は重馬場)。母に捧げる重賞初制覇なるか。鞍上は武豊騎手。プラチナムバレットは七夕賞を競走中止の後、11、15、10着に終わった。阪神芝は[2−1−1−1]で4着以内を確保。長期休み明けの前走メイSは先行して伸び切れず10着。ひと叩きされ、得意の阪神でどこまで変わるか。スマートレイアーの半弟。テン乗りの和田騎手が騎乗する。


レース回顧

2019年 6月 1日(土) 3回阪神1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第72回鳴尾記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 2000m・内   9頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7  7  メールドグラース   牡 4 レーン    56  1.59.6 34.6  1 476 (栗)清水久詞
2 8  9  ブラックスピネル   牡 6 三浦皇成  56  1.59.8 35.5  5 506 (栗)音無秀孝
3 6  6  ステイフーリッシュ 牡 4 藤岡佑介  56  1.59.8 35.2  4 458 (栗)矢作芳人
4 3  3  ギベオン           牡 4 福永祐一  56  1.59.9 34.8  2 506 (栗)藤原英昭
5 5  5  ノーブルマーズ     牡 6 高倉稜    56  2.00.0 35.2  6 498 (栗)宮本博
6 8  8  ブラックバゴ       牡 7 岩田康誠  56  2.00.3 35.1  7 516 (美)斎藤誠
7 2  2  サンデーウィザード 牡 7 藤岡康太  56  2.00.4 35.7  8 464 (栗)大久保龍
8 4  4 $タニノフランケル   牡 4 武豊      56  2.00.8 36.3  3 522 (栗)角居勝彦
9 1  1  プラチナムバレット 牡 5 和田竜二  56  2.00.9 36.4  9 482 (栗)河内洋
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LAP :12.5-11.5-12.2-12.2-12.0-12.0-11.9-11.5-11.5-12.3
通過:36.2-48.4-60.4-72.4  上り:71.2-59.2-47.2-35.3  平均:1F:11.96 / 3F:35.88
単勝   7 \270 
複勝   7 \130 / 9 \280 / 6 \150 
枠連   7-8 \1250 (6) 
馬連   07-09 \1880 (7) 
ワイド 07-09 \650 (8)/ 06-07 \300 (3)/ 06-09 \770 (12) 
馬単   07-09 \2600 (13) 
3連複 06-07-09 \2380 (8/84) 
3連単 07-09-06 \11410 (42/504) 

メールドグラースは7番手を進み、直線で外からメンバー最速の34.6秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分59秒6。ブラックスピネルが逃げて前半5F60.4秒の緩い流れ。後半5Fは59.2秒、上がりは35.3秒。開幕週でも時計、上がりの掛かる馬場だった。メールドグラースは別定戦で56キロを背負い、外を回って最速上がりで差し切る強い内容で快勝。今回よりメンバーが強かった新潟大賞典を勝ったのはやはりダテではなかった。これで1000万条件から4連勝で重賞2連勝。ルーラーシップ産駒が本格化してきた。芝2200mは[2−1−1−0]。次走宝塚記念を使うかどうかは、状態面次第になりそうだ。

ブラックスピネルは前半5F60.4秒のマイペースで逃げ、直線でメールドグラースに交わされた後もしぶとく粘って0.2秒差の2着。上がりはメンバー6位の35.5秒。最後はステイフーリッシュ、ギベオンに迫られたが、何とか凌ぎ切った。前走休み明けの新潟大賞典で勝ったメールドグラースより3キロ重い57キロを背負って0.4秒差の5着に粘った馬。今回は1キロ減でメールドグラースと同斤の56キロで斤量面が有利になっていた。鳴尾記念は開幕週でも7、8枠の連対が多いが、JRAは連対した社台の2頭を外枠に配置していた。これで芝2000mは[2−1−1−2]。今後はサマー2000シリーズを使うことになりそうだ。

ステイフーリッシュは4番手から上がってメンバー4位の35.2秒で上がり0.2秒差の3着。好位につけた勝負どころで早めに仕掛けたが、逃げたブラックスピネルを交わせず、最後までジリジリとしか伸びなかった。これで芝2000mは[1−1−3−1]で勝ち切れないレースが続いている。デビューから3戦目以降は3位以内の上がりを繰り出していない。ハナまたは2番手につけるか、強引に捲るんど極端なレースが合っている。

ギベオンはスタートで躓いて後方2番手を進み、メンバー3位の34.8秒で追い込んで0.3秒差。最後は鋭く伸びてきたが、前残りの展開で位置取りが後ろ過ぎた。鋭く伸びて地力を見せたが、近走は勝ち切れないレースが続いている。馬体の造りは悪くないため、少しメンバーレベルが下がれば重賞2勝目を挙げてもおかしくない。



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