アンタレスS
2019/4/14 阪神競馬場 ダ1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−1−2]で7連対。前走重賞連対馬は[3−3−1−1]。56キロ[0−1−0−1]、57キロ[4−1−0−0]、58キロ[0−1−1−1]で57キロは堅実。2番人気は[2−1−3−4]で3連対、3番人気は[2−2−2−4]で4連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、6、11番人気。最近5年の馬連は32倍、28倍、5倍、43倍、13倍で中穴決着が多い。

連対馬20頭のうち15頭が前走連対、18頭が前走4着以内に入っていた。前走ダートのOP以上で連対した馬が活躍している。前走6〜9着[1−0−2−30]、10着以下[0−1−3−32]で連対した2頭は6、11番人気。6番人気以下で連対した3頭のうち2頭が前走マーチSで4、11着に負けていた。17年はマーチS4着のロンドンタウンが6番人気で2着。中山の重いダートで負けた馬が巻き返している。

グリムはダート[6−1−1−2]でレパードS、白山大賞典、名古屋大賞典を優勝。昨年8月以降は[3−1−1−0]で3着以内を確保している。前に行ってしぶとい脚を使える馬で展開に左右されにくいのは強み。前4走は53キロ、54キロ、54キロ、55キロだったが、今回は57キロを背負う。これがどう出るか。武豊騎手からテン乗りの浜中騎手に乗り替わる。今年の重賞で浜中騎手は[0−1−1−11]で田辺騎手([0−0−0−17])よりはマシな成績。

ウェスタールンドは前走チャンピオンズCで離れた最後方から内をロスなく回って3、4コーナーでショートカット気味に押し上げ、メンバー最速の34.4秒で馬群を捌いて鋭く伸び、0.4秒差の2着まで追い上げた。勝ったルヴァンスレーヴの上がりを1.2秒上回っている。一発狙いに徹した藤岡佑騎手の騎乗が嵌まったのは確かだが、シリウスSでも内から強烈な末脚を繰り出している。佐々木晶厩舎の7歳セン馬。休み明けでどこまで仕上がってくるか。56キロで出走できる。

前走マーチS2着のロンドンタウン、同3着リーゼントロック、同4着のヒラボクラターシュ、同10着のテーオーエナジー、前走名古屋大賞典3着のアナザートゥルース、前走仁川S2着のピオネロなど。ロンドンタウンは前走マーチSで外枠から6番手につけ、メンバー8位の37.6秒で上がって0.2秒差の2着に入った。コリアCを圧勝で2連覇したのはダテではないことを示した。過去2年のアンタレスSは2着(良)、6着(不良)。前走より1.5キロ減の56キロで出走できる。

リーゼントロックは前走マーチSで超大穴馬で狙ったが、3番手から早めに抜け出して0.2秒差の3着に入った。佐賀記念で勝ったヒラボクラターシュにクビ差の2着、3着テイオーエナジーに8馬身差をつけていただけに完全に人気の盲点だった。坂井騎手が強気な先行策で粘らせるか。ヒラボクラターシュは前走マーチSと同じ57キロ。2戦連続でどこまで慣れてくるか。テイオーエナジーは前走田辺騎手でまともに走っていない。能力はあるが、58キロを背負うのがどう出るか。


レース回顧

2019年 4月14日(日) 2回阪神8日  天候: 雨   馬場状態:稍重
11R  第24回アンタレスS
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1800m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  9  アナザートゥルース セ 5 大野拓弥  56  1.50.8 37.2  6 480 (美)高木登
2 2  4  グリム             牡 4 浜中俊    57  1.50.9 37.6  2 506 (栗)野中賢二
3 2  3  ロンドンタウン     牡 6 吉田隼人  56  1.50.9 37.3  3 528 (栗)牧田和弥
4 5 10  ウェスタールンド   セ 7 北村友一  56  1.51.3 37.3  1 484 (栗)佐々木晶
5 3  5  ナムラアラシ       牡 6 幸英明    56  1.51.7 37.4  7 520 (栗)牧田和弥
6 8 16  クロスケ           牡 4 武藤雅    56  1.51.8 37.7 10 452 (美)水野貴広
7 1  1  ピオネロ           牡 8 荻野極    56  1.51.8 38.0  9 498 (栗)松永幹夫
8 7 14  ヒラボクラターシュ 牡 4 四位洋文  57  1.52.0 38.2  4 520 (栗)大久保龍
9 8 15  メイショウスミトモ 牡 8 小牧太    57  1.52.0 37.7 14 486 (栗)南井克巳
10 6 11  マイネルオフィール 牡 7 和田竜二  56  1.52.1 38.1 12 514 (栗)飯田雄三
11 4  8  リーゼントロック   牡 8 坂井瑠星  56  1.52.4 39.1  8 522 (栗)矢作芳人
12 1  2  テーオーエナジー   牡 4 藤岡康太  58  1.53.0 39.7  5 510 (栗)宮徹
13 4  7  オルナ             牡 7 酒井学    56  1.53.8 40.1 11 524 (栗)岡田稲男
14 6 12  トラキチシャチョウ 牡 8 水口優也  56  1.53.8 39.9 16 506 (栗)服部利之
15 3  6  コパノチャーリー   牡 7 古川吉洋  56  1.54.4 40.8 13 526 (栗)村山明
16 7 13  ドライヴナイト     牡 6 小坂忠士  56  1.55.9 42.7 15 516 (栗)奥村豊
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LAP :12.4-10.4-12.5-12.0-12.7-13.2-12.6-12.0-13.0
通過:35.3-47.3-60.0-73.2  上り:75.5-63.5-50.8-37.6  平均:1F:12.31 / 3F:36.93
単勝   9 \1220 
複勝   9 \290 / 4 \160 / 3 \220 
枠連   2-5 \360 (1) 
馬連   04-09 \2360 (8) 
ワイド 04-09 \750 (7)/ 03-09 \1150 (14)/ 03-04 \510 (3) 
馬単   09-04 \5800 (23) 
3連複 03-04-09 \4400 (14/560) 
3連単 09-04-03 \34460 (122/3360) 

アナザートゥルースは7番手からメンバー最速の37.2秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分50秒8(稍重)。ドライヴナイトが逃げて前半5F60.0秒。前半が速くなったことで前に行った馬が止まり、6F目に13.2秒と緩んだことで7番手前後につけた3頭で決着。アナザートゥルースは前走初重賞の名古屋大賞典で3着に終わったが、得意のダ1800mでパフォーマンスを引き上げ重賞初制覇を飾った。これで休み明けを除きダ1800mは[5−3−0−0]で連対率100%。サウンドトゥルーの半弟。半兄ルールソヴァールは重賞初挑戦のみやこSで2着。高木厩舎のこの一族は条件戦を勝ち上がると一気にパフォーマンスを引き上げるので注意したい。次走は平安Sに向かう予定。帝王賞に向かうためには賞金を加算する必要がありそうだ。

グリムは6番手から早めに押し上げて直線で抜け出したが、最後に外からアナザートゥルースに交わされて半馬身差の2着。いつもはハナまたは2番手につける馬が好位からのレースになったが、レパードS以来の中央場所であらためて能力を示した。勝ち馬より1キロ重い57キロを背負っており、実質は勝ちに等しい内容。好位からのレースで崩れなかったことは今後につながる。これでダ1800m以上の重賞は[3−2−1−0]で3着以内を確保。母は短距離馬、母の父はサクラバクシンオーだが、長い距離をこなしている。今後はひと息入れてマーキュリーCに向かう予定。

ロンドンタウンは中団の内からメンバー2位タイの37.3秒で伸びて0.1秒差の3着。2着とはクビ差。前走マーチSは好位につけたが、今回はスタートが遅く、中団からのレースになり、稍重の馬場も影響して前を捕まえられなった。17年にコリアCを勝った後不振に陥ったが、昨年コリアCを勝った後はマーチS2着、アンタレスS3着と堅実に走っている。叩き2戦目で前走から1.5キロ減の56キロも良かったのだろう。次走は平安Sに向かう予定。賞金を加算しないと帝王賞出走は厳しいか。

ウェスタールンドは最後方から外を回って早めに動き、メンバー2位タイの37.3秒で追い込んで0.5秒差の4着。3コーナー手前から早めに押し上げたが、勝負どころでナムラアラシに外から被され、直線で馬群を捌きながら伸びてきた。いつものようにガツンと伸びなかったのは、早めに動いた影響もあるが、左後ろ脚を落鉄していた模様。その後、左後肢蹄骨の骨折で全治6ヶ月以上と発表された。復帰は来年になりそうだ。



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