阪神牝馬S
2019/4/6 阪神競馬場 芝1600m

レース展望

16年に距離が1600mに変更された。過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。16年以降は[1−1−1−0]で3着以内を確保。2番人気は[2−1−0−7]、3番人気は[0−3−2−5]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は6倍、52倍、3倍、8倍、166倍。10倍以下か50倍以上か両極端の結果が続いている。

年齢別では4歳[6−7−5−51]、5歳[2−3−2−45]、6歳[1−0−3−20]、7歳以上[1−0−0−13]で4歳馬が活躍。1、2番人気の4歳馬は関東[1−0−0−4]、関西[2−2−1−3]で関東馬は不振。7歳以上の高齢馬は1連対のみ。12年以降に6番人気以下で連対した3頭のうち2頭が道中2番手、残る1頭が逃げ馬だった。穴で逃げ先行馬に注意。

ラッキーライラックは昨年牝馬3冠で桜花賞2着、オークス3着、秋華賞9着。秋華賞はローズSを使えず、休み明けで馬体が18キロ増えていた。前走中山記念は2番手からメンバー8位の34.9秒でしぶとく伸びてクビ差の2着。最軽量の53キロだったが、牡馬の一線級相手に通用することを示した。芝1600mは[4−1−0−0]、阪神芝1600mは[2−1−0−0]で阪神JF、チューリップ賞を勝ち、桜花賞2着。今回は牝馬同士でG1馬でも54キロで出走できる。石橋脩騎手とは[4−2−1−0]で好相性。

カンタービレは[3−2−1−2]でフラワーCとローズSを優勝。秋華賞は後方からメンバー3位の33.9秒で追い込んで0.4秒差の3着まで追い上げた。芝1800m以下は[3−2−0−0]、芝1600mは[0−2−0−0](新馬、未勝利)。ローズSを先行して33.6秒で抜け出して勝ったようにある程度前につけてひと脚使えるタイプ。他馬より1キロ重い55キロを背負うが、Mデムーロ騎手とは[2−1−0−0]で好相性。過去10年で角居厩舎は[0−0−0−5]。今年はサトノワルキューレと2頭出し。

秋華賞2着馬ミッキーチャーム、ローズS2着馬サラキア、東京新聞杯2着馬レッドオルガ、エリザベス女王杯2着馬クロコスミア、関屋記念&京成杯AH&富士S2着のワントゥワン、前走高松宮記念6着のレッツゴードンキ、ターコイズS2着馬リバティハイツ、京都金杯3着馬ミエノサクシード、阪神カップ勝ち馬ダイアナヘイローなど。ミッキーチャームは秋華賞で逃げてアーモンドアイに0.2秒差の2着。前走中山牝馬Sは14着に終わったが、まともに走っていない。叩き2戦目、初の芝1600mでどこまで変わるか。

サラキアはローズSでカンタービレに0.2秒差の2着がある。前走京都金杯は7着に終わったが、内枠がアダになってまともに走っていない。出遅れ癖はまだクリアできていない。出遅れを前半でどうカバーするかがカギ。レッドオルガは前走東京新聞杯でインディチャンプに半馬身差の2着。左回り[5−1−2−1]、右回り[0−0−1−2]。母はエリモピクシーで昨年の2着馬レッドアヴァンセの全妹。牝馬同士に替わって重賞初制覇なるか。ワントゥワンは外国人騎手では[4−3−1−2]。今回はシュタルケ騎手が騎乗する。


レース回顧

2019年 4月 6日(土) 2回阪神5日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第62回サンケイスポーツ杯阪神牝馬S
4歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定)  芝 1600m・外   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  8  ミッキーチャーム   牝 4 川田将雅  54  1.33.6 33.4  4 446 (栗)中内田充
2 8 14  アマルフィコースト 牝 4 坂井瑠星  54  1.33.7 33.6 12 462 (栗)牧田和弥
3 7 12  ミエノサクシード   牝 6 川島信二  54  1.33.7 33.3  9 468 (栗)高橋亮
4 7 11  ダイアナヘイロー   牝 6 武豊      55  1.33.7 33.7  8 474 (栗)大根田裕
5 4  5  クロコスミア       牝 6 岩田康誠  54  1.33.7 33.4  6 448 (栗)西浦勝一
6 4  6  カンタービレ       牝 4 M.デム  55  1.33.7 33.2  2 436 (栗)角居勝彦
7 6 10  レッドオルガ       牝 5 北村友一  54  1.33.7 33.0  3 450 (栗)藤原英昭
8 3  4  ラッキーライラック 牝 4 石橋脩    54  1.33.8 33.2  1 510 (栗)松永幹夫
9 3  3  サトノワルキューレ 牝 4 浜中俊    55  1.33.9 32.8 11 464 (栗)角居勝彦
10 1  1  サラキア           牝 4 池添謙一  54  1.33.9 33.3  5 442 (栗)池添学
11 5  7  リバティハイツ     牝 4 福永祐一  54  1.33.9 33.3 10 456 (栗)高野友和
12 8 13  ベルーガ           牝 4 中井裕二  54  1.34.0 33.0 14 480 (栗)中内田充
13 6  9  メイショウオワラ   牝 5 秋山真一  54  1.34.1 33.3 13 454 (栗)岡田稲男
14 2  2  ワントゥワン       牝 6 シュタル  54  1.34.2 33.4  7 456 (栗)藤岡健一
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LAP :12.5-11.1-12.0-12.3-12.1-11.0-11.0-11.6
通過:35.6-47.9-60.0-71.0  上り:70.0-58.0-45.7-33.6  平均:1F:11.70 / 3F:35.10
単勝   8 \1170 
複勝   8 \730 / 14 \1920 / 12 \1230 
枠連   5-8 \10320 (26) 
馬連   08-14 \26760 (52) 
ワイド 08-14 \5750 (48)/ 08-12 \3890 (33)/ 12-14 \5880 (51) 
馬単   08-14 \44990 (77) 
3連複 08-12-14 \149940 (202/364) 
3連単 08-14-12 \727770 (937/2184) 

ミッキーチャームはスタートを決めて3番手につけ、メンバー10位タイの33.4秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分33秒6。ダイアナヘイローが逃げて前半5F60.0秒のスローペース。レースのラスト3Fは11.0−11.0−11.6秒。上がり勝負で道中5番手以内につけた馬が1〜5着を独占した。ミッキーチャームは前走中山牝馬Sでは長距離輸送が影響し、イレ込んで自滅したが、輸送の短い阪神で巻き返した。前残りの展開を利しての勝利だが、上がり10位でも押し切れたのは地力の高さか。相馬眼的に馬体の造りはG1レベル。芝1600mの高速上がりに対応できたことは次走のヴィクトリアマイルに繋がりそうだ。ただし長距離輸送があるため、当日テンションが上がらないかどうかがポイントになる。

アマルフィコーストは大外14番枠からスタートを決めて2番手につけ、メンバー13位の33.6秒で粘り込んで0.1秒差の2着。坂井騎手が大外枠から先行し、前残りの展開を味方に粘り込んだ。前走京都牝馬S3着に続き、2戦連続10番人気以下で馬券圏内に入った。ここにきてイレ込みが解消し、本来の力を出せるようになった。勝ち切れないが、相手なりに堅実に走るタイプ。重賞を勝つには、もうワンパンチ欲しい。

ミエノサクシードは5番手の外からメンバー6位タイの33.3秒で伸びて0.1秒差の3着。2着とはクビ差。出遅れて後方から追い込むレースになることが多いが、スタートを決めて好位で流れに乗れたことが大きかった。これで阪神芝は[4−2−2−3]で芝1600mは[2−0−1−2]。6歳牝馬だが、阪神に出走したときは注意したい。

クロコスミアは3、4番手からメンバー10位タイの33.4秒で上がって0.1秒差の5着。直線で前が詰まって目一杯に追えず、脚を余した。切れより地力タイプで上がり勝負は合わないが、それでも5着に入ったようにエリザベス女王杯で2年連続2着に粘ったのはダテではない。

カンタービレは5、6番手からメンバー4位タイの33.2秒で上がって0.1秒差の6着。クロコスミアと同様に直線で前が詰まって脚を余した。マイルより芝1800mが合うタイプ。この流れならもっと積極的なレースをする手もあったか。Mデムーロ騎手はイマイチの騎乗が続いている。

レッドオルガは出遅れて後方からメンバー2位タイの33.0秒で追い込んで0.1秒差の7着。3コーナー手前で挟まれたラッキーライラックが下がってきた煽りを受ける不利があった。これで右回りは[0−0−1−3]でやはりコーナーリングがぎこちない。左回りは[5−1−2−1]で東京芝1600mは[2−1−1−0]。半兄クラレント、全姉レッドアヴァンセ。この一族は東京コースに強い。次走ヴィクトリアマイルでは要注意。

ラッキーライラックは3コーナー手前が挟まれて後退する不利があり、直線で外からメンバー4位タイの33.2秒で伸びて0.2秒差の8着。ある程度前につけて高速ラップでまとめるタイプ。スローの上がり勝負りになり、3コーナー手前の不利は致命的だった。次走はヴィクトリアマイル。左回りの芝1600mは2戦2勝だが、高速決着に対応できるかがカギ。真価が問われるレースになりそうだ。



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