日経賞
2019/3/23 中山競馬場 芝2500m

レース展望

天皇賞(春)のステップレース。過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対単勝1倍台は[0−0−1−1]、2倍台は[3−1−0−1]、3倍以上は[0−0−0−3]。単勝1倍台と単勝3倍以上は不振。2番人気は[1−2−0−7]で3連対、3番人気は[1−0−3−6]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は59倍、21倍、3倍、63倍、58倍。人気馬と人気薄で中穴決着になることが多い。

中山で行われた9年の連対馬18頭のうち9頭に中山芝2000m以上の重賞で3着以内があった。トリッキーな中山は適性の差が出やすい。AJC杯、日経賞、有馬記念など中山芝重賞で3着以内に入った経験がある馬が活躍している。6番人気以下で連対した7頭のうち3頭に芝2200〜2500mのG2で4着以内があり、5頭に中山芝2200〜2500mで4着以内があった。距離実績とコース実績が問われる。穴でこれらを満たす関東馬に注意。

エタリオウは昨年の菊花賞で後方から大外を回ってメンバー最速タイの33.9秒で上がりフィエールマンにハナ差の2着に入った。これまで芝2400m以上[0−5−0−1]で青葉賞2着、神戸新聞杯2着がある。ダービーは4着に終わったが、ハナ差の5着ブラストワンピースは有馬記念を制した。昨年の菊花賞以来となるが、天皇賞(春)の前に陣営はどこまで仕上げてくるか。勝ち切れないタイプが小回りでトリッキーな中山芝2500m。今年の重賞でMデムーロ騎手は[1−2−0−12]、1番人気では[1−2−0−2]。

ルックトゥワイスは前走日経新春杯で後方からメンバー最速の36.7秒で追い込んで0.1秒差の2着に入った。勝ったグローリーヴェイズは内をロスなく回ったが、ルックトゥワイスは大外をブン回した。そのぶんの差もあるか。2走前のグレイトフルS(中山芝2500m)は好位からメンバー最速タイの35.9秒で抜け出して3馬身差で圧勝。以前は切れ味で勝負するタイプだったが、前2走でタフな馬場が合う地力タイプに変貌している。戸崎騎手では[2−5−1−0]で3着以内を確保。エタリオウと同じステイゴールド産駒。

昨年の天皇賞(春)3着馬クリンチャー、昨年の神戸新聞杯3着馬メイショウテッコン、昨年の青葉賞馬ゴーフォザサミット、昨年の日経賞2着馬チェスナットコート、同3着馬サクランプルールなど。クリンチャーはフォワ賞6着、凱旋門賞17着、有馬記念15着と精彩を欠いている。ひと息入れてどこまで立ち直ってくるか。ゴーフォザサミットは昨年の神戸新聞杯8着以来となる。青葉賞では2着エタリオウに2馬身差をつけて勝っている。サクランプルールは前2走有馬記念7着、AJC杯5着。中山芝で横山典騎手なら[1−1−0−0]。


レース回顧

2019年 3月23日(土) 3回中山1日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第67回日経賞
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 2500m   12頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1  メイショウテッコン 牡 4 武豊      55  2.34.2 35.4  3 510 (栗)高橋義忠
2 6  7  エタリオウ         牡 4 M.デム  55  2.34.4 35.6  1 466 (栗)友道康夫
3 4  4  サクラアンプルール 牡 8 横山典弘  56  2.34.6 35.2  4 484 (美)金成貴史
4 7 10  ハッピーグリン     牡 4 服部茂史  55  2.34.8 35.5 10 458 [地]田中淳司
5 2  2  ゴーフォザサミット 牡 4 石橋脩    56  2.34.9 35.9  6 512 (美)藤沢和雄
6 5  6  ルックトゥワイス   牡 6 戸崎圭太  56  2.35.0 35.3  2 448 (栗)藤原英昭
7 8 12  クリンチャー       牡 5 三浦皇成  56  2.35.3 36.0  5 494 (栗)宮本博
8 5  5  ブラックバゴ       牡 7 池添謙一  56  2.35.6 35.7  7 524 (美)斎藤誠
9 8 11  チェスナットコート 牡 5 坂井瑠星  56  2.35.8 36.2  9 468 (栗)矢作芳人
10 7  9  カフェブリッツ     牡 6 蛯名正義  56  2.35.9 36.9  8 538 (栗)池江泰寿
11 3  3  アクションスター   牡 9 大野拓弥  56  2.36.8 36.9 12 474 (美)和田勇介
12 6  8  グランアルマダ     セ 7 石川裕紀  56  2.37.1 37.3 11 532 (栗)西園正都
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LAP : 7.0-11.8-12.5-12.3-12.6-13.1-12.9-13.1-11.9-11.6-11.8-11.6-12.0
通過:31.3-43.6-56.2-69.3  上り:72.0-58.9-47.0-35.4  平均:1F:12.34 / 3F:37.01
単勝   1 \490 
複勝   1 \160 / 7 \110 / 4 \180 
枠連   1-6 \610 (2) 
馬連   01-07 \610 (2) 
ワイド 01-07 \300 (2)/ 01-04 \540 (6)/ 04-07 \370 (4) 
馬単   01-07 \1330 (4) 
3連複 01-04-07 \1390 (3/220) 
3連単 01-07-04 \6940 (14/1320) 

メイショウテッコンはハナを切って前半5F62.8秒のスローペースで進め、メンバー3位の35.4秒で後続を引き離しレースを制した。勝ちタイムは2分34秒2。勝負どころでエタリオウに外からプレッシャーをかけられたが、ラスト5Fを58.9秒でまとめて押し切った。これで逃げたときは[3−0−1−1]。スローペースで前に行けば上がりをまとめられるタイプ。その持ち味を武豊騎手が上手く引き出した。今年の重賞で武豊騎手は3勝しているが、全て逃げ切り。武豊騎手が逃げると誰も競りかけて来ない。次走は天皇賞(春)に向かう予定。菊花賞は14着に終わったが、スタートが遅く道中力んで走っていた。ライバルになるシャケトラと同じマンハッタンカフェ産駒。今回のようにスローに落としてラスト5Fの勝負に持ち込めるかがカギになりそうだ。

エタリオウは中団を進み、ラスト5Fを過ぎたところで外から上がって2番手に押し上げ、メンバー5位の35.6秒で上がって0.2秒差の2着。スローを見越して外から早めに動いて逃げたメイショウテッコンにプレッシャーをかけたが、最後まで捕まえることができなかった。休み明けで道中少し力んで走っていたことが影響している。勝ったメイショウテッコンは内ラチ沿いをロスなく回って楽をしていただけにペースアップしたラスト5Fから外から上がって行ったことで余計に厳しくなった。これで7回目の2着。神戸新聞杯、菊花賞に続き、3戦連続で2着になった。詰めが甘く勝ち切れないが、少し噛み合えばいつG2以上を勝ってもおかしくない。次走は天皇賞(春)。叩き2戦目は全て京都で[1−2−0−0]。今回中団で進められたことが繋がるかもしれない。

サクラアンプルールは内ラチ沿いの5番手につけ、直線で最内からメンバー最速の35.2秒で伸びて0.4秒差の3着。前の2頭には追いつけなかったが、最速上がりを繰り出して3着を確保。8歳馬でも大きな衰えはなさそうだ。これでG2以下で横山典騎手では[1−2−1−1]。右回りの小回りコースで少し時計の掛かる馬場が合うタイプ。今後は鳴尾記念から宝塚記念、または昨年と同様に函館記念から札幌記念か。

ルックトゥワイスは後方からメンバー2位の35.3秒で追い込んで0.8秒差の6着。勝負どころで上がって行けず、外に出してからしぶとく伸びてきたが、逃げ馬が高速ラップでまとめて押し切る展開で後方からでは厳しかった。戸崎騎手は「道中ノメっていた。稍重の馬場が影響した」とコメントしている。勝負どころでズブさがあるため、下り坂のある京都外回りが合うタイプ。天皇賞(春)に出走したら少し注意したい。



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