フィリーズレビュー
2019/3/10 阪神競馬場 芝1400m

レース展望

桜花賞トライアル。過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。前走阪神JF5着以内は[1−2−0−0]。前走阪神JF以外の重賞は[0−1−0−3]。2番人気は[2−1−2−5]、3番人気は[2−1−0−7]で各3連対。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は760倍、32倍、39倍、4倍、40倍。3番人気以内の人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち16頭が前走5着以内。前走500万条件、OP特別、重賞で5着以内に入った馬が活躍。最近4年の連対馬は全て前走5着以内。前走新馬&未勝利戦を勝った馬は[0−0−0−11]で出番なし。6番人気以下で連対した8頭のうち5頭が差し追い込み馬だった。桜花賞トライアルで激戦になりやすく、差し追い込み馬の突っ込みが多い。穴で近走速い上がりを繰り出している差し追い込み馬に注意。

アウィルアウェイは[2−1−0−0]で上がりは全てメンバー最速。前走京王杯2歳Sはスタートが遅く後方2番手からメンバー最速の32.8秒で内を突いて追い込んでハナ差の2着。超スローペースで後方から最内を突いてファンタジストとの首の上げ下げに持ち込んだが、わずかに届かなかった。インディチャンプの半妹でジャスタウェイ産駒。末脚は切れるが、出遅れ癖がある。テン乗りの石橋脩騎手が騎乗する。

プールヴィルは[2−1−0−2]で5着以内を確保。阪神JFは追い込み馬が上位を独占する中、5番手からしぶとく伸びて0.4秒差の5着に入った。前走紅梅Sは1番人気に支持され、中団からメンバー最速タイの35.1秒で伸びて頭差の2着。ノーブルスコアにブロックされて外に出せなかったことが堪えた。父ルアーヴルはフランスで2冠牝馬を2頭出している。社台ファーム生産馬で馬主は吉田照哉氏。

フェアリーS2着馬ホウオウカトリーヌ、紅梅S勝ち馬メイショウケイメイ、同4着馬レッドアネモス、2連勝中のキュールエサクラ、イベリス、春菜賞勝ち馬ココフィーユ、万両賞勝ち馬ジュランビル、若菜賞勝ち馬エイティーンガールなど。ホウオウカトリーヌは前走フェアリーSで中団からメンバー5位タイの34.7秒で伸びて頭差の2着。マイルをこなしたが、距離が短くなるのはプラス。緩い馬場をこなすタイプ。

メイショウケイメイは[3−0−0−1]で阪神JF11着を除き勝っている。前走紅梅Sは5番手からメンバー3位タイの35.2秒で差し切り1分22秒8で優勝。先週の弥生賞を制したメイショウテンゲンに続けるか。レッドアネモスは新馬、サフラン賞を連勝し、阪神JF9着、紅梅S4着。岩田騎手が内から持ってくるか。キュールエサクラは最速上がりで未勝利、500万条件を連勝。中内田厩舎は重賞3連勝か。


レース回顧

2019年 3月10日(日) 1回阪神6日  天候: 雨   馬場状態:稍重
11R  第53回報知杯フィリーズレビュー
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 1400m・内   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1  ノーワン           牝 3 坂井瑠星  54  1.22.0 34.5 12 480 (栗)笹田和秀
1 3  6 *プールヴィル       牝 3 秋山真一  54  1.22.0 34.7  3 418 (栗)庄野靖志
3 7 15  ジュランビル       牝 3 松若風馬  54  1.22.1 35.1  6 464 (栗)寺島良
4 5 10  イベリス           牝 3 浜中俊    54  1.22.1 35.2  9 456 (栗)角田晃一
5 5  9  メイショウケイメイ 牝 3 古川吉洋  54  1.22.2 35.1  5 414 (栗)南井克巳
6 4  7  ラミエル           牝 3 鮫島克駿  54  1.22.3 35.1 13 444 (栗)橋口慎介
7 3  5  アウィルアウェイ   牝 3 石橋脩    54  1.22.3 35.5  1 462 (栗)高野友和
8 2  4  アズマヘリテージ   牝 3 岡田祥嗣  54  1.22.4 34.9 15 456 (栗)河内洋
9 4  8  エイティーンガール 牝 3 池添謙一  54  1.22.6 35.2  7 434 (栗)飯田祐史
10 6 11  ホウオウカトリーヌ 牝 3 大野拓弥  54  1.22.7 35.2  4 476 (美)栗田徹
11 6 12  キュールエサクラ   牝 3 藤岡佑介  54  1.22.8 35.1  2 448 (栗)中内田充
12 2  3  キュールエミヤビ   牝 3 酒井学    54  1.22.9 35.1 16 456 (栗)中尾秀正
13 7 14  ウォーターエデン   牝 3 国分恭介  54  1.22.9 35.0 18 472 (栗)岡田稲男
14 1  2  アスタールビー     牝 3 小牧太    54  1.23.1 36.3 11 410 (栗)南井克巳
15 8 17  レッドアネモス     牝 3 岩田康誠  54  1.23.3 35.6  8 474 (栗)友道康夫
16 8 18  ラブミーファイン   牝 3 川須栄彦  54  1.23.5 35.6 14 448 (栗)田所秀孝
17 8 16  ココフィーユ       牝 3 藤井勘一  54  1.23.5 36.2 10 430 (美)斎藤誠
18 7 13  ウィンターリリー   牝 3 菱田裕二  54  1.24.4 36.3 17 432 (美)岩戸孝樹
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LAP :12.2-10.8-11.9-11.9-11.7-11.3-12.2
通過:34.9-46.8-58.5-69.8  上り:69.8-59.0-47.1-35.2  平均:1F:11.71 / 3F:35.14
単勝   1 \2060 / 6 \350 
複勝   1 \940 / 6 \240 / 15 \330 
枠連   1-3 \2530 (12) 
馬連   01-06 \14320 (44) 
ワイド 01-06 \3400 (42)/ 01-15 \7390 (69)/ 06-15 \1230 (11) 
馬単   01-06 \16610 (100) / 06-01 \10640 (77) 
3連複 01-06-15 \60300 (170/816) 
3連単 01-06-15 \264800 (1251/4896) / 06-01-15 \154980 (872/4896) 

ノーワンは1枠1番から中団につけ、直線で最内を突いてメンバー最速の34.5秒で抜け出してレースを制した。プールヴィルと1着同着。アスタールビーが逃げて前半3F34.9秒、5F58.5秒。ノーワンは中団で脚をタメ、直線で内に切れ込んで最内から抜け出してきた。これまで[1−0−3−1]で稍重を2戦(3着)経験していた。そのあたりと内が有利な馬場で1枠1番が上手く噛み合っての勝利。過去10年で前走未勝利戦勝ち馬は[0−0−0−7]だったが、データを覆し12番人気で制した。坂井瑠騎手は重賞10戦目で初制覇となった。

プールヴィルは7番手の内ラチ沿いを進み、直線で外に出してメンバー2位の34.7秒で伸びてレースを制した。ノーワンと1着同着。秋山騎手がラチ沿いで脚をタメたことで直線で切れる脚を使った。小柄な牝馬だけに馬場がそれほど悪化せず稍重でレースができたことが良かったのだろう。追い込み馬が上位を独占した阪神JFで先行して5着に入った馬が地力を示した。これで芝1400mは[3−1−0−0]。小柄な牝馬でも追って味があるところがいい。

ジュランビルは外枠から3番手につけて直線で早めに抜け出し、メンバー5位タイの35.1秒で上がって0.1秒差の3着。それほど切れる脚がない馬が稍重の馬場で決め手不足を補って3着を確保。ただしアウィルアウェイ、キュールエサクラなど他の有力馬が走らな過ぎた感もある。母の父ディピュティミニスター。芝で頭打ちになったらダートを使う手もある。

アウィルアウェイはスタートを決めて押して2番手につけたが、直線で伸び切れず0.3秒差の7着。上がりはメンバー13位の35.5秒。石橋脩騎手が多頭数で出遅れて追い込むレースになると届かないことを懸念してスタートから出して行ったが、それによって終始掛かって自滅した。全く走っていないため度外視できる。次走は桜花賞。引き続き石橋脩騎手が騎乗する予定。これで人気が落ちれば馬券的に妙味がある。

キュールエサクラは大きく出遅れて後方からメンバー5位タイの35.1秒で追い込んで0.8秒差の11着。出遅れて流れに乗れず、外を回るロスもありレースにならかった。3戦連続馬体が減って腹目が少し細くなっていた。まだ馬体に緩さがあるため、稍重の馬場も堪えたのだろう。



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