中山牝馬S
2019/3/9 中山競馬場 芝1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。単勝2倍台は[0−2−0−0]、3倍台は[0−0−0−1]、4倍台は[1−0−1−5]で単勝3倍以上は不振傾向。2番人気は[0−2−0−8]で2連対、3番人気は[1−0−0−9]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が4連対。馬連万馬券が3回あるが、最近4年は14倍、9倍、22倍、19倍で20倍台までに収まっている。

52キロ以下は[0−2−2−29]で勝った馬はいない。53キロは[5−2−3−34]、54キロは[3−5−1−23]で計15連対。53、54キロの軽量馬が勝つことが多い。55キロは[0−0−2−23]で3番人気以内[0−0−0−7]で不振が続いている。56キロ以上は[2−2−1−15]、1番人気なら[0−2−1−1]。穴で10番より外枠に入った53、54キロに注意。

ミッキーチャームは昨夏の北海道で未勝利、500万、1000万条件を3連勝。前走秋華賞で前半5F59.6秒で逃げてアーモンドアイに0.2秒差の2着に粘った。前半ラップを落とし、5F目からラスト2F目まで11秒台のラップを刻んで後続を脚を使わさせ、あわやのシーンを作った。ただしアーモンドアイは休み明けで6、7分程度の仕上がりだった。芝1800mは[3−0−1−0]で小回りコースを得意にしている。データを破って55キロで連対できるかどうか。休み明けで仕上がりと直線の急坂がカギになる。

ノームコアは[3−1−2−1]でエリザベス女王杯5着を除き3着以内を確保。前走愛知杯はスタートで躓いた後に寄られて後方を進み、直線で大外からメンバー最速の33.5秒で追い込んで0.1秒差の2着。アクシデントはあったが、トップハンデ55キロを背負って連対を確保した。牝馬限定G3で芝2000mまでなら一枚上なのではないか。中山芝[2−0−1−0]で紫苑Sを好位抜け出しで圧勝している。ルメール騎手が騎乗停止のため、テン乗りの田辺騎手(弥生賞ラストドラフト)に乗り替わる点がどう出るか。

エリザベス女王杯で2年連続2着のクロコスミア、17年のヴィクトリアマイル勝ち馬アドマイヤリード、愛知杯勝ち馬ワンブレスアウェイ、同3着馬ランドネ、同4着馬ウラヌスチャーム、昨年の中山牝馬S勝ち馬カワキタエンカ、同2着馬フロンティアクイーン、前走初富士S2着のアッフィラートなど。クロコスミアは芝1800m[3−1−1−5]で府中牝馬S1着、ローズS2着がある。荒れ馬場をこなす小柄なステイゴールド産駒。今年はミッキーチャーム、カワキタエンカ、ランドネなど前に行く馬が揃っている。

アドマイヤリードは2走前にディセンバーS(56キロ)をメンバー最速の34.4秒で差し切って優勝。芝1800mは[3−2−1−3]で緩い馬場をこなすタイプ。過去10年で56キロは[1−2−1−14]で1、1、6番人気が連対している。アッフィラートは芝1800m[2−2−3−3]、中山芝1800mは[1−1−1−0]で昨年の野島崎特別を勝っている。格上挑戦のため、デビュー以来最軽量の51キロで出走できる。藤原英厩舎のディープインパクト産駒。最低人気で勝てば3連単は100万馬券か。


レース回顧

2019年 3月 9日(土) 2回中山5日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第37回ローレル競馬場賞中山牝馬S
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)[指定]  芝 1800m   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  7  フロンテアクイーン 牝 6 三浦皇成  54  1.47.7 35.0  5 480 (美)国枝栄
2 6  9  ウラヌスチャーム   牝 4 ミナリク  53  1.47.7 34.6  3 496 (美)斎藤誠
3 3  4  アッフィラート     牝 6 武藤雅    51  1.47.7 35.0 11 442 (栗)藤原英昭
4 6 10  デンコウアンジュ   牝 6 蛯名正義  54  1.47.8 34.8 12 460 (栗)荒川義之
5 7 11  フローレスマジック 牝 5 石橋脩    53  1.47.8 35.3  7 482 (美)木村哲也
6 4  5  クロコスミア       牝 6 岩田康誠  55  1.47.8 35.0  8 440 (栗)西浦勝一
7 2  2  ノームコア         牝 4 田辺裕信  55  1.47.9 34.9  1 466 (美)萩原清
8 5  8  レイホーロマンス   牝 6 内田博幸  51  1.47.9 34.6 13 422 (栗)橋田満
9 7 12  ウインファビラス   牝 6 松岡正海  52  1.48.0 35.3 14 482 (美)畠山吉宏
10 1  1  アドマイヤリード   牝 6 横山典弘  56  1.48.1 35.2  4 430 (栗)須貝尚介
11 8 14  ワンブレスアウェイ 牝 6 津村明秀  54  1.48.8 36.5  9 490 (美)古賀慎明
12 3  3  カワキタエンカ     牝 5 池添謙一  54  1.49.0 36.8 10 466 (栗)浜田多実
13 4  6 $ランドネ           牝 4 戸崎圭太  53  1.49.0 36.5  6 508 (栗)角居勝彦
14 8 13  ミッキーチャーム   牝 4 川田将雅  55  1.49.2 36.8  2 446 (栗)中内田充
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LAP :12.5-11.6-11.9-12.3-11.5-12.4-12.2-11.4-11.9
通過:36.0-48.3-59.8-72.2  上り:71.7-59.4-47.9-35.5  平均:1F:11.97 / 3F:35.90
単勝   7 \1050 
複勝   7 \320 / 9 \300 / 4 \650 
枠連   5-6 \2760 (11) 
馬連   07-09 \3920 (14) 
ワイド 07-09 \1210 (12)/ 04-07 \3240 (41)/ 04-09 \3250 (42) 
馬単   07-09 \8180 (30) 
3連複 04-07-09 \30730 (105/364) 
3連単 07-09-04 \163380 (545/2184) 

フロンテアクイーンは中団からメンバー5位タイの35.0秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分47秒7。カワキタエンカが逃げて前半5F59.8秒。内が荒れた緩い良馬場で外を回って差した馬が上位を独占。フロンテアクイーンは中団の外から早めに動いて最後はウラヌスチャームの追撃をハナ差凌ぎ切り重賞初制覇。レベルの高い府中牝馬Sで0.1秒差の3着に入ったのはダテではない。三浦騎手が土日メイン制覇。中山牝馬Sで通算700勝を達成した。今後は福島牝馬Sからヴィクトリアマイルに向かうことになりそうだ。

ウラヌスチャームはスタートで挟まれて後方2番手を進み、メンバー最速タイの34.6秒で追い込んでハナ差の2着。直線で外から差し切る勢いで伸びてきたが、フロンティアクイーンにひと伸びされて最後まで交わせなかった。前走愛知杯は好位につけて伸び切れず4着に終わったが、本来の差すレースをして初めて重賞で連対した。差し馬向きの展開、馬場になったこともプラスに働いている。今年の重賞でミナリク騎手は[0−1−0−9]で初めて連対した。

アッフィラートは後方からメンバー5位タイの35.0秒で追い込んでハナ+クビ差の3着。終始大外を回る大きなロスがあったが、最後までしぶとく伸びて3着まで追い上げた。これで中山芝1800mは[1−1−2−0]。格上挑戦で51キロの軽ハンデも良かったのだろう。今年3年目の武藤雅騎手は重賞[0−0−2−15]でクイーンCのジョーディーに続き2戦連続で3着に入った。次走はまずは自己条件か。

ノームコアは2枠2番スタートから徐々に位置取りが悪くなり、直線で内を突いてメンバー4位の34.9秒で追い込んで0.2秒差の7着。勝負どころで動けず、かなり脚を余した。最後は鋭く伸びていただけにまともなら勝ち負けできたのではないか。本来は立ち回りが上手く小回りコースは得意だが、テン乗りの田辺騎手が影響したのか、全く持ち味を生かせなかった。ルメール騎手の技術力の高さを再認識。ルメール騎手から日本人騎手に乗り替わった馬は基本的に割り引きたい。ノームコアはG3では能力上位。今回はルメール騎手が騎乗しないため、陣営は少し仕上げに余裕を持たせていた感がある。

ミッキーチャームは1コーナーで躓き、道中掛かり気味に進んで直線で一杯になりシンガリ負け。馬体が6キロ減ってパドックで煩くなっていた。関東への輸送が初めて。長距離輸送が影響したのだろう。秋華賞であわやのシーンを作ったように能力はあるが、まだ精神面に課題があるようだ。



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