共同通信杯
2019/2/10 東京競馬場 芝1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。関東馬は[2−1−1−1]、関西馬は[0−1−1−3]。関西馬は連対を外すことが多い。2番人気は[2−3−1−4]、3番人気は[3−2−2−3]で各5連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6番人気。最近5年の馬連は6倍、7倍、96倍、34倍、50倍。最近3年は6番人気が連対して中穴決着になった。少頭数でも堅くない。

連対馬20頭のうち14頭が前走連対、18頭が前走3着以内に入っていた。前走4〜9着は[0−1−1−37]、10着以下は[0−0−2−10]。前走4着以下はほとんど出番がない。前走3着以内に入った馬を重視。6番人気で連対した4頭のうち3頭に芝2000mで1着があり、残る1頭には芝1800mで1着があった。4頭のうち3頭は前走500万条件以上で連対していた。穴でこのタイプに注意。

アドマイヤマーズはデビューから全て1600mを使われ4戦4勝。前走朝日杯FSは3番手から早めに上がってグランアレグリアにプレッシャーをかけ、メンバー2位タイの33.9秒で抜け出して2馬身差で圧勝。断然人気のグランアレグリアを相手にしなかった。初の芝1800m、東京コースがカギになるが、これまでのレースぶりから問題なさそう。前2走33秒台で上がっているが、ダイワメジャー産駒で本質的には切れより地力タイプ。負けるとすればそのあたりか。今年の重賞でMデムーロ騎手は[1−0−0−5]。

クラージュゲリエは[2−0−1−0]で上がりは全てメンバー最速。前走京都2歳Sは1枠1番から内ラチ沿いの7番手を進み、メンバー最速の33.8秒で差し切って2分1秒5で優勝。新馬戦、札幌2歳Sは大外ブン回しで大味なレースだったが、モレイラ騎手がロスなく回って直線で抜け出すレースでこれまでのイメージを一新した。33秒台で上がって中央の軽い馬場にも対応できることを示した。芝1800mは新馬戦1着、札幌2歳S3着がある。輸送で馬体がガレないことが条件。今年の重賞で武豊騎手は[1−0−0−5]。

新馬&ひいらぎ賞を連勝したダノンキングリー、前走新馬戦を勝ったフォッサマグナ、札幌2歳S2着馬ナイママなど。ダノンキングリーは前走ひいらぎ賞をメンバー最速の35.5秒で大外から差し切り1分33秒7で3馬身半差で圧勝。距離1F延長と小柄な馬だけに斤量1キロ増の56キロがカギ。3戦連続で戸崎騎手が騎乗する。フォッサマグナは中京芝1400mの新馬戦をメンバー最速の33.7秒で差し切り2馬身半差で圧勝。藤沢和厩舎の外国産馬。過去10年で前走新馬戦は[1−1−0−4]。鞍上はルメール騎手。


レース回顧

2019年 2月10日(日) 1回東京6日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第53回共同通信杯
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1800m   7頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1  ダノンキングリー   牡 3 戸崎圭太  56  1.46.8 32.9  3 454 (美)萩原清
2 4  4  アドマイヤマーズ   牡 3 M.デム  57  1.47.0 33.5  1 478 (栗)友道康夫
3 6  6  クラージュゲリエ   牡 3 武豊      57  1.47.6 33.7  4 488 (栗)池江泰寿
4 5  5 $フォッサマグナ     牡 3 ルメール  56  1.47.7 34.0  2 468 (美)藤沢和雄
5 7  7  ゲバラ             牡 3 大野拓弥  56  1.47.8 33.5  5 478 (美)伊藤大士
6 2  2  マードレヴォイス   牡 3 三浦皇成  56  1.48.0 33.9  7 460 (美)田村康仁
7 3  3  ナイママ           牡 3 柴田大知  56  1.48.0 34.3  6 448 [地]河津裕昭
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LAP :13.1-11.7-12.3-12.4-12.0-12.0-11.2-11.0-11.1
通過:37.1-49.5-61.5-73.5  上り:69.7-57.3-45.3-33.3  平均:1F:11.87 / 3F:35.60
単勝   1 \420 
複勝   1 \160 / 4 \110 
馬連   01-04 \330 (1) 
ワイド 01-04 \150 (2)/ 01-06 \280 (5)/ 04-06 \160 (3) 
馬単   01-04 \800 (5) 
3連複 01-04-06 \390 (2/35) 
3連単 01-04-06 \2170 (9/210) 

ダノンキングリーは1枠1番から内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー最速の32.9秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分46秒8。アドマイヤマーズが逃げて前半3F37.1秒、5F61.5秒のスロペース。レースのラスト3Fは33.3秒でラップは11.2−11.0−11.1秒。ダノンキングリーは1頭だけ32秒台で上がって末脚の威力の違いを見せつけた。スローの上がり勝負だったこともあるが、4戦4勝で朝日杯FSを制したアドマイヤマーズを全く相手にしなかった。前走ひいらぎ賞で見せたインパクトのある走りはやはりダテではない。まだ馬体は本格化していないが、相馬眼的にG1級の能力がある。次走は皐月賞に直行する予定。ひいらぎ賞を3馬身半差で圧勝したように中山もこなすタイプ。戸崎騎手の乗り方次第で無敗の皐月賞馬が誕生する可能性がある。

アドマイヤマーズは前半5F61.5秒のスローペースで逃げ、メンバー2位タイの33.5秒で上がって0.2秒差の2着。3着には4馬身差をつけた。ダノンキングリーに切れ負けしたが、1キロ重い57キロを背負い、かつ馬体8キロ増で多少余裕残しの仕上げだった。パドックでは馬体増にも関わらず全体的にスッキリ映り、距離適性がもう少し長い方にシフトしてきた印象を受けた。もっと速い流れで地力勝負なら勝っていたかもしれないが、それでダノンキングリーに負けると後はない。今後は皐月賞からNHKマイルCに向かう予定。

クラージュゲリエは4番手からメンバー4位の33.7秒で伸びて0.8秒差の3着。札幌2歳S3着、京都2歳S勝ち馬が逃げたアドマイヤマーズの上がりを上回れなかったように現時点では力負け。今後に向けてひとつの目安になるが、本質的にもっと少し時計の掛かる馬場が合っている。2戦連続で馬体が大きく増えて非力な面が薄れてきたのはいい傾向。今後は皐月賞からダービーに向かう予定。

ゲバラは最後方からメンバー2位タイの33.5秒で追い込んで1.0秒の5着。アドマイヤマーズと同じ上がりを繰り出したが、スローの上がり勝負で最後方からでは厳しかった。新馬戦を尻上がりラップで勝ったように能力はあるが、まだ馬体の完成度が低く、芯が入り切っていない。キャリアを積んで馬体がしっかりすれば、重賞で通用する馬になるのではないか。



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