ホープフルS
2018/12/28 中山競馬場 芝2000m

レース展望

OP特別時代を含め、過去10年で1番人気は[4−2−0−4]で6連対。単勝1、2倍台は[2−2−0−1]。前走芝2000mを勝った馬は[3−1−0−1]だが、前走負けた馬は[1−0−0−2]で取りこぼしが多い。2番人気は[2−2−4−2]で4連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が1連対。最近5年の25倍、93倍、12倍、23倍、14倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬16頭が前走1着、19頭が3着以内。残る1頭は前走葉牡丹賞7着。最近5年の連対馬10頭のうち9頭が前走1着。前走勝った馬を重視。キャリア1戦[6−0−3−11]、2戦[2−5−3−32]、3戦[1−1−1−22]、4戦[1−2−1−24]、5戦以上[0−2−2−25]。新馬戦勝ち馬が6勝しており、キャリアは問われない。キャリア5戦以上は未勝利。ノーザンファーム生産馬は[6−0−5−17]。今年は3頭が出走する。

サートゥルナーリアは新馬戦、萩Sを2連勝。新馬戦は3番手からメンバー2位の34.2秒で抜け出して1分37秒2で優勝。内からスパッと抜け出し、最後は流す余裕があった。2着ディープダイバーは朝日杯FSで5着に入っている。前走萩Sは3番手からメンバー2位の35.1秒で抜け出して1分49秒6で優勝。スローペースで前半少し行きたがったが、軽く仕掛けただけで内から抜け出し、最後は流す余裕があった。父ロードカナロア、母シーザリオでエピファネイア、リオンディーズの半弟。今年G1を15勝したノーザンファーム生産馬。今年のG1でMデムーロ騎手は[3−4−3−12]、1番人気では[2−1−2−2]。

アドマイヤジャスタは新馬戦で出遅れて3馬身差の2着に終わったが、未勝利戦、紫菊賞を2連勝。未勝利戦は中団からメンバー最速の34.3秒で抜け出して1分36秒4で2馬身半差で圧勝。外から一気に差し切り、最後は流す余裕があった。前走紫菊賞は出遅れて最後方から徐々に進出し、メンバー2位の35.6秒で差し切って2分00秒8で優勝。父ジャスタウェイ、母アドマイヤテレサでアドマイヤラクティの半弟。一戦ごとに馬体が絞れ、パフォーマンスを引き上げている。3戦連続で出遅れている点にリスクがあるが、ルメール騎手がどう対策してくるか。ノーザンファーム生産馬。近藤氏は朝日杯FSをアドマイヤマーズで制している。

未勝利、札幌2歳S、東スポ杯2歳Sを3連勝したニシノデイジー、京都2歳S2着馬ブレイキングドーン、同4着馬ミッキーブラック(ノーザンファーム生産馬)、東スポ杯2歳S3着馬ヴァンドギャルド、黄菊賞を圧勝したコスモカレンドゥラなど。ニシノデイジーは札幌2歳Sを後方から捲ってメンバー2位の37.0秒で抜け出し1分50秒1で優勝。消耗戦で体力と持続力を示した。前走東スポ杯2歳Sは中団からメンバー2位タイの33.9秒で抜け出し1分46秒6で優勝。ラスト5Fから最後まで11秒台のラップ。休み明け、馬体12キロ増で東京コースを克服した。距離1F延長がカギになるが、パワータイプで中山の方が合っている。

ブレイキングドーンは前走京都2歳Sで5番手からメンバー2位の34.0秒で直線で外から早めに抜け出したが、最後にクラージュゲリエ(札幌2歳S3着)に差されて0.1秒差の2着。新馬戦ではアドマイヤジャスタ(出遅れ)に3馬身差をつけて勝っている。過去10年のホープフルSで福永騎手は[1−0−1−5]。ヴァンドギャルドは前走東スポ杯2歳Sで中団からメンバー2位タイの33.9秒で抜け出したが、最後に差されてハナ+頭差の3着。キャリア1戦で重賞で通用するメドを立てた。藤原英厩舎のディープインパクト産駒。過去10年のホープフルSでディープインパクト産駒は[4−0−3−11]。鞍上はCデムーロ騎手。


レース回顧

2018年12月28日(金) 5回中山9日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第35回ホープフルS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定)  芝 2000m   13頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  5  サートゥルナーリア 牡 2 M.デム  55  2.01.6 35.3  1 500 (栗)中竹和也
2 6  8  アドマイヤジャスタ 牡 2 ルメール  55  2.01.8 35.6  2 504 (栗)須貝尚介
3 1  1  ニシノデイジー     牡 2 勝浦正樹  55  2.01.9 35.3  3 490 (美)高木登
4 8 13  コスモカレンドゥラ 牡 2 戸崎圭太  55  2.02.2 36.1  8 444 (美)田中博康
5 2  2  ブレイキングドーン 牡 2 福永祐一  55  2.02.2 35.9  4 494 (栗)中竹和也
6 7 11  ヴァンドギャルド   牡 2 C.デム  55  2.02.2 35.4  5 466 (栗)藤原英昭
7 4  4  ヒルノダカール     牡 2 松田大作  55  2.02.3 35.8  9 520 (栗)北出成人
8 3  3  キングリスティア   牡 2 内田博幸  55  2.02.3 35.3  6 506 (栗)河内洋
9 5  7  ミッキーブラック   牡 2 マーフィ  55  2.02.7 36.1  7 476 (栗)音無秀孝
10 7 10  マードレヴォイス   牡 2 三浦皇成  55  2.02.9 36.2 13 460 (美)田村康仁
11 6  9  ジャストアジゴロ   牡 2 田辺裕信  55  2.03.1 36.5 10 450 (美)大和田成
12 5  6  ハクサンタイヨウ   牡 2 松岡正海  55  2.03.5 36.7 12 476 (美)浅野洋一
13 8 12  タニノドラマ       牡 2 池添謙一  55  2.05.9 39.1 11 428 (栗)松田国英
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LAP :12.8-12.0-13.0-12.5-12.2-11.8-11.8-12.2-11.5-11.8
通過:37.8-50.3-62.5-74.3  上り:71.3-59.1-47.3-35.5  平均:1F:12.16 / 3F:36.48
単勝   5 \180 
複勝   5 \110 / 8 \150 / 1 \140 
枠連   4-6 \550 (1) 
馬連   05-08 \640 (2) 
ワイド 05-08 \260 (2)/ 01-05 \250 (1)/ 01-08 \560 (6) 
馬単   05-08 \840 (2) 
3連複 01-05-08 \1130 (1/286) 
3連単 05-08-01 \3650 (3/1716) 

サートゥルナーリアは内ラチ沿いの3番手から直線で馬群を割ってメンバー最速タイの35.3秒で抜け出しレースを制した。勝ちタイムは2分1秒6。コスモカレンドゥラが逃げて前半5F62.5秒のスローペース。後半5Fは59.1秒、ラップは11.8−11.8−12.2−11.5−11.8秒。スローペースで前残りになった。サートゥルナーリアは直線でスペースがなかったが、アドマイヤジャスタが抜け出した後の狭いスペースを割って抜け出し、最後は流す余裕があった。新馬、萩Sをスローの上がり勝負で勝ってきた馬。これまで経験してきた上がり勝負になったことが有利に働いたが、直線であっさり抜け出したようにそれ以上に素質、能力の高さを感じさせた。母シーザリオでエピファネイア、リオンディーズの半弟。速い流れで消耗戦になったときに真価が問われるが、素質は確かなだけにあっさり克服してもおかしくない。今後はひと息入れてトライアルから皐月賞を目指すことになりそうだ。

アドマイヤジャスタは2番手からメンバー5位の35.6秒で抜け出したが、後を追ってきたサートゥルナーリアに交わされて0.2秒差の2着。スタートはいつもよりマシでルメール騎手がすぐに2番手につけた。スローの上がり勝負でサートゥルナーリアに切れ負けしたが、最後までしぶとく伸びて2着を確保し地力を示した。馬格&体力があるため、もっとタフなレースになった方が力を発揮できるタイプ。今回はスローペースでサートゥルナーリアに完敗だったが、タフなレースになればもっとやれるのではないか。2着に入って賞金を加算できたことは今後に向けて大きい。近藤氏は朝日杯FSを勝ったアドマイヤマーズがいるため、トライアルを使い分けていくことになりそうだ。

ニシノデイジーは1枠1番から内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー最速タイの35.3秒で伸びて0.3秒差の3着。4コーナーから直線でスペースがなく追い出しを待たされるロスがあった。いい脚を長く使える地力タイプだが、前が詰まってスパートが遅れ全く持ち味を出せなかった。スローペースでも今後を考えて控えるレースをした模様。3着に負けたが、完全に力負けした訳ではない。現時点の完成度が高いタイプ。芝1800mが合うため、共同通信杯、スプリングSあたりから皐月賞を目指すことになりそうだ。

ヴァンドギャルドは後方2番手から押し上げてきたが、直線で不利を受けてCデムーロ騎手が手綱を引いて立ち上がる致命的な不利があり0.6秒差の6着。後方からいい脚を長く使ったが、直線でヒルノダカールに寄られて外に出せなかった。前残りの展開で後方からいい脚を長く使っている。賞金を加算できなかったが、藤原英厩舎のディープインパクト産駒で素質は高い。次走共同通信杯に使ってきたら要注意。



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