京都2歳S
2018/11/24 京都競馬場 芝2000m

レース展望

14年に重賞に昇格。オープン時代を含め、過去10年で1番人気は[4−2−3−1]で6連対。重賞昇格後は[0−2−1−1]で未勝利。2番人気は[2−1−0−7]で3連対、、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、8、8、9番人気。最近5年の馬連は11倍、38倍、23倍、6倍、3倍で中穴までに収まっている。少頭数で大波乱は起きにくい。

連対馬20頭のうち17頭が前走連対。前走7、9、10着から連対した3頭には芝1800mで勝ち星があった。巻き返すには中距離実績が必要。前走新馬戦勝ち馬は[5−4−5−12]で9連対。前走新馬戦を勝った馬が1番人気なら[3−0−2−0]で全馬が単勝1倍台の断然人気に支持され3着以内を確保。素質&能力があればキャリアは問われない。穴で内枠に入った芝1800〜2000m勝ち馬に注意。

ミッキーブラックは未勝利、芙蓉Sを連勝したメンバー唯一の2勝馬。前走芙蓉Sは後方から早めに押し上げ、メンバー4位の35.2秒で抜け出して2分1秒3で優勝。スローペースでルメール騎手が向こう正面で早めに動いて押し上げたことが功を奏した。セレクトセールで6696万円で取り引きされたブラックタイド産駒。母マラコスタムブラダはアルゼンチンのG1馬。Cデムーロ騎手に乗り替わる。

ワールドプレミアは京都芝1800mの新馬戦を後方からメンバー2位の34.9秒で差し切り1分48秒0で優勝。出遅れて後方からのレースになったが、最後は末脚の威力で捻じ伏せた。セレクトセールで2億5920万円で取り引きされたディープインパクト産駒でワールドエースの全弟。直線の短い内回りコースで立ち回りが問われそうだ。今年の2歳重賞で武豊騎手は[3−0−0−2]で3勝。

札幌2歳S3着馬クラージュゲリエ、前走新馬戦を勝ったブレイキングドーン、ショウリュウイクゾなど。今年も例年通り少頭数のレースになる。クラージュゲリエは前走札幌2歳Sで後方から捲ってメンバー最速の36.8秒で上がり0.1秒差の3着。新馬戦とは全く違う流れだった。プロフェットの半弟でキングカメハメハ産駒。新馬戦で騎乗したモレイラ騎手が騎乗する。ブレイキングドーンは萩Sで放馬し疲労が激しいため除外。セレクトセールで1944万円で取り引きされたヴィクトワールピサ産駒。新馬戦2着のアドマイヤジャスタは未勝利、紫菊賞を連勝している。


レース回顧

2018年11月24日(土) 5回京都7日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第5回ラジオNIKKEI杯京都2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定)  芝 2000m・内   9頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1  クラージュゲリエ   牡 2 モレイラ  55  2.01.5 33.8  1 476 (栗)池江泰寿
2 6  6  ブレイキングドーン 牡 2 福永祐一  55  2.01.6 34.0  4 488 (栗)中竹和也
3 2  2  ワールドプレミア   牡 2 武豊      55  2.02.2 34.5  2 464 (栗)友道康夫
4 8  8  ミッキーブラック   牡 2 C.デム  55  2.02.4 35.0  3 472 (栗)音無秀孝
5 8  9  ショウリュウイクゾ 牡 2 浜中俊    55  2.02.5 34.7  5 486 (栗)佐々木晶
6 4  4  ペルソナデザイン   牡 2 池添謙一  55  2.02.5 35.2  6 472 (美)大竹正博
7 3  3  スズカカナロア     牡 2 松山弘平  55  2.02.5 35.4  8 478 (栗)橋田満
8 5  5  ミヤケ             牡 2 藤岡康太  55  2.02.9 35.3  7 464 (栗)村山明
9 7  7  セイカヤマノ       牡 2 荻野極    55  2.03.8 36.5  9 478 (美)南田美知
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LAP :12.9-11.8-12.4-12.7-12.5-12.8-12.0-11.6-11.2-11.6
通過:37.1-49.8-62.3-75.1  上り:71.7-59.2-46.4-34.4  平均:1F:12.15 / 3F:36.45
単勝   1 \280 
複勝   1 \120 / 6 \140 / 2 \130 
枠連   1-6 \810 (4) 
馬連   01-06 \730 (4) 
ワイド 01-06 \270 (4)/ 01-02 \220 (2)/ 02-06 \350 (6) 
馬単   01-06 \1300 (7) 
3連複 01-02-06 \720 (3/84) 
3連単 01-06-02 \3840 (13/504) 

クラージュゲリエは内ラチ沿いの7番手を進み、勝負どころで徐々に進出し、メンバー最速の33.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは2分1秒5。スズカカナロアが逃げて前半5F62.3秒のスローペース。後半5Fは59.2秒、上がりは34.4秒。クラージュゲリエは1枠1番スタートからロスなく進め、勝負どころで外を回らずにモレイラ騎手が捌きながら上がってきたことが功を奏した。新馬戦、札幌2歳Sは大外ブン回しでレースが下手だったが、今回はロスなく立ち回って直線で抜け出す味のあるレースでこれまでのイメージを一新した。33秒台で上がったように中央の軽い馬場にも対応できることを示した。マイルCS・ステルヴィオ、京都2歳S・クラージュゲリエ、ジャパンC・アーモンドアイと最近は社台の馬が1枠1番に入ると勝つ傾向がある点に注意したい。今後はひと息入れて来年に備える予定。きさらぎ賞、共同通信杯あたりで復帰することになりそうだ。

ブレイキングドーンは5番手からメンバー2位の34.0秒で直線で外から早めに抜け出したが、最後にクラージュゲリエに差されて0.1秒差の2着。クラージュゲリエとはコース取りの差が大きかった。取消明けの割りに人気になったが、キャリア1戦で素質を示し、きっちり2着を確保。新馬戦でその後未勝利、紫菊賞を連勝したアドマイヤジャスタを負かしたのは、やはりダテではなかった。心肺機能が高く、いい脚を長く使えるタイプ。次走はホープフルSに向かう予定。一度使ったことで馬体が絞れれば、もっと走れそうだ。

ワールドプレミアは後方からメンバー3位の34.5秒で伸びて0.7秒差の3着。勝負どころでズブさを見せ、そこで前に離されたことが堪えた。2着に3馬身半差をつけられたが、最後はいい脚を使って素質の片鱗を見せた。セレクトールで2億5920万円で取り引きされたディープインパクト産駒がキャリア1戦で2番人気。現時点の完成度などを考慮してもやはり過剰人気だった。セレクトール高額馬は人気になりやすい。馬券はこれをうまく利用したい。次走は自己条件になりそうだ。

ミッキーブラックは3、4番手から直線で抜け出しかけたが、最後は伸び切れず0.9秒差の4着。メンバー唯一の2勝馬で切れより地力タイプ。レースのラスト3Fは11.6−11.2−11.6秒。スローの上がり勝負で切れ負けした。もう少し速い上がりを繰り出せるようにならないと今後も善戦止まりが続きそうだ。



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