2018年 6月17日(日) 1回函館2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第25回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1200m 16頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 1 1 セイウンコウセイ 牡 5 池添謙一 57 1.07.6 34.5 3 500 (美)上原博之
2 5 9 ヒルノデイバロー 牡 7 四位洋文 56 1.07.6 33.9 10 506 (栗)昆貢
3 4 7 ナックビーナス 牝 5 三浦皇成 54 1.07.7 34.3 1 522 (美)杉浦宏昭
4 7 14 アドマイヤゴッド 牡 6 岩田康誠 56 1.07.8 33.4 13 492 (栗)須貝尚介
5 3 5 タマモブリリアン 牝 5 古川吉洋 54 1.07.9 34.5 11 474 (栗)南井克巳
6 2 3 ラインスピリット 牡 7 森一馬 57 1.07.9 34.2 9 438 (栗)松永昌博
7 6 11 ユキノアイオロス セ10 丸山元気 56 1.08.0 33.8 16 482 (美)石毛善彦
8 4 8 ワンスインナムーン 牝 5 石橋脩 54 1.08.0 34.8 2 452 (美)斎藤誠
9 1 2 ダイアナヘイロー 牝 5 武豊 55 1.08.1 34.3 4 472 (栗)大根田裕
10 5 10 ノットフォーマル 牝 6 勝浦正樹 54 1.08.1 34.3 14 466 (美)中野栄治
11 7 13 キングハート 牡 5 北村宏司 56 1.08.1 33.7 5 484 (美)星野忍
12 8 16 ノボバカラ 牡 6 武藤雅 57 1.08.3 33.4 15 502 (美)天間昭一
13 3 6 ティーハーフ 牡 8 国分優作 57 1.08.3 33.7 7 458 (栗)西浦勝一
14 2 4 ジューヌエコール 牝 4 北村友一 54 1.08.3 34.2 6 484 (栗)安田隆行
15 6 12 エポワス セ10 蛯名正義 57 1.08.5 34.3 12 474 (美)藤沢和雄
16 8 15 ライトフェアリー 牝 6 柴山雄一 54 1.08.8 35.4 8 486 (美)石毛善彦
------------------------------------------------------------------------------
LAP :11.8-10.4-10.9-11.3-11.3-11.9
通過:33.1-44.4-55.7-67.6 上り:67.6-55.8-45.4-34.5 平均:1F:11.27 / 3F:33.80
単勝 1 \590
複勝 1 \230 / 9 \610 / 7 \160
枠連 1-5 \4170 (16)
馬連 01-09 \10410 (39)
ワイド 01-09 \3180 (41)/ 01-07 \580 (2)/ 07-09 \1740 (20)
馬単 01-09 \16560 (65)
3連複 01-07-09 \11690 (35/560)
3連単 01-09-07 \81900 (274/3360)
セイウンコウセイは1枠1番スタートから押してハナを切って前半3F33.1秒で進み、メンバー13位タイの34.5秒でまとめてレースを制した。勝ちタイムは1分7秒6。開幕週の高速馬場を考慮すると前半3F33.1秒は速くなく、前に行った馬が有利な展開だった。セイウンコウセイは昨年の高松宮記念勝ち馬。近走勝ち切れないレースが続いていたが、ハナを切ってマイペースで進めて逃げ切った。芝ダート問わず、逃げたときは[4−3−0−0]で連対率100%。スタートはワンスインナムーンの方が早かったが、池添騎手が押してハナを切ったことが良かったのだろう。1番人気に支持された昨年の函館スプリントSは前半3F32.2秒のハイペースに巻き込まれて4着に終わったが、今年はマイペースで進めて昨年の雪辱を果たした。前日のHTB賞(1000万)は前半3F32.8秒で勝ちタイムは1分7秒8。レースレベルは高くないが、あらためて逃げればしぶといことを示した。今後はひと息入れてスプリンターズSに向かう予定。
ヒルノデイバローは5、6番手につけ、メンバー6位の33.9秒で伸びてハナ差の2着。直線で内がごちゃついて脚を余した馬が多かったが、ヒルノデイバローは自分のスペースを確保して目一杯追うことができた。函館スプリントSは阪神芝1400mで実績のある馬が激走する傾向があるが、ヒルノデイバローは昨年の阪急杯で2着があった。昨年のスワンSでは3着レッツゴードンキ(高松宮記念2着)に先着し、オパールSではソルヴェイグ(16年函館スプリントS勝ち馬)の2着に入っている。芝1200mで先行したときは[0−2−0−0]で1分7秒台で走り、上がりは1位の33.9秒、3位の32.8秒。前2走10、17着で10番人気の低評価だったが、激走する下地が十分にあり、穴で狙って正解だった。芝ダート問わず、北海道では[2−2−0−1]。次走はキーンランドCに向かう予定。昨年のUHB賞(札幌)では1分7秒7で走ってクビ差の2着。メンバー次第で重賞初制覇のチャンスがありそうだ。
ナックビーナスは3番手からメンバー9位タイの34.3秒で伸びてハナ+クビ差の3着。3番手から早めに動いて勝ちに行ったが、逃げたセイウンコウセイを交わせず、最後にヒルノデイバローに交わされた。高松宮記念以来のレースだったが、大きな不利はなく自分の力は出している。1分7秒台の決着を1度しか経験しておらず、高速馬場が影響した感もある。G1の高松宮記念3着馬(55キロ)がG3で54キロを背負って3着。これが今のスプリントG1のレベルなのだろう。次走はキーンランドCに向かう予定。
アドマイヤゴッドは後方からメンバー最速の33.4秒で追い込んで0.2秒差の4着。前に行った馬が有利な馬場&展開で大外から鋭く伸びてきた。函館芝1200mは[1−1−0−2]で昨年の函館日刊スポーツ杯(1600万)を好位から抜け出して勝った馬。もう少し前がやり合って流れが速くなれば、馬券圏内があったかもしれない。北海道の洋芝が合うタイプ。北海道のOP特別に出走したら要注意。
ダイアナヘイローは出遅れた後に中団に押し上げたが、直線で前が壁になってほとんど追えず0.5秒差の9着。今年の阪急杯勝ち馬(阪神芝1400m)で函館芝1200mをこなす下地はあったが、出遅れて流れに乗れず、直線でもまともに追えなかった。今年3月以降の重賞で武豊騎手は[0−3−4−13]、5月以降は[0−1−0−8]で不振が続いている。
|