2018年 5月19日(土) 3回京都9日 天候: 晴 馬場状態:稍重
11R 第25回平安S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1900m 16頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 5 9 サンライズソア 牡 4 M.デム 57 1.57.3 37.0 7 506 (栗)河内洋
2 7 14 クイーンマンボ 牝 4 ルメール 55 1.57.5 36.7 3 506 (栗)角居勝彦
3 5 10 クインズサターン 牡 5 四位洋文 56 1.57.5 36.3 5 482 (栗)野中賢二
4 1 1 ミツバ 牡 6 松山弘平 57 1.57.6 37.1 6 476 (栗)加用正
5 3 6 グレイトパール 牡 5 川田将雅 57 1.57.6 37.0 1 554 (栗)中内田充
6 3 5 テイエムジンソク 牡 6 古川吉洋 58 1.57.6 37.1 2 492 (栗)木原一良
7 4 8 メイショウスミトモ 牡 7 和田竜二 58 1.58.1 37.3 14 492 (栗)南井克巳
8 4 7 アスカノロマン 牡 7 太宰啓介 57 1.58.3 36.7 13 526 (栗)川村禎彦
9 1 2 コスモカナディアン 牡 5 丹内祐次 56 1.58.3 37.0 10 484 (美)金成貴史
10 6 12 メイショウウタゲ 牡 7 武豊 56 1.58.7 37.4 11 514 (栗)安達昭夫
11 6 11 プリンシアコメータ 牝 5 岩田康誠 54 1.58.8 38.4 9 482 (美)矢野英一
12 7 13 ナムラアラシ 牡 5 福永祐一 56 1.58.8 37.1 4 524 (栗)牧田和弥
13 8 15 トップディーヴォ 牡 6 田中勝春 56 1.58.9 37.7 8 494 (栗)昆貢
14 2 4 サンマルデューク 牡 9 武士沢友 56 1.59.2 36.8 16 504 (美)和田勇介
15 2 3 クリノスターオー 牡 8 幸英明 56 2.00.0 38.9 12 538 (栗)高橋義忠
16 8 16 マイティティー 牝 6 岩崎翼 54 2.00.5 39.3 15 480 (栗)本田優
------------------------------------------------------------------------------
LAP : 7.1-11.5-12.5-13.1-12.5-11.9-11.7-12.1-12.3-12.6
通過:31.1-44.2-56.7-68.6 上り:73.1-60.6-48.7-37.0 平均:1F:12.35 / 3F:37.04
単勝 9 \1870
複勝 9 \740 / 14 \650 / 10 \580
枠連 5-7 \1650 (5)
馬連 09-14 \5940 (13)
ワイド 09-14 \1830 (16)/ 09-10 \2530 (25)/ 10-14 \2180 (21)
馬単 09-14 \16030 (33)
3連複 09-10-14 \24480 (55/560)
3連単 09-14-10 \168500 (303/3360)
サンライズソアはハナを切ってスローペースで進み、メンバー5位の37.0秒で上がってそのまま逃げ切った。勝ちタイムは1分57秒3(稍重)。前半5F62.7秒のスローペースでラスト5Fからペースアップし、11.9−11.7−12.1−12.3−12.6秒でまとめて逃げ切った。最後はラップが落ちたが、Mデムーロ騎手が早めにスパートして持ち味のしぶとさを引き出した。前走ブリリアントSは出遅れて14着に終わったが、2走前の名古屋大賞典を勝ったときと同様に逃げて走りが一変した。ここにきて馬体がボリュームアップして本格化してきた。4歳馬のため6月になると賞金が半減するため、帝王賞に使うのは難しそう。今後はひと息入れて秋に復帰することになりそうだ。
クイーンマンボは外枠スタートから6番手につけ、メンバー2位の36.7秒でしぶとく伸びて0.2秒差の2着。これでダートでは[4−3−1−0]で3着以内を確保。3歳時に阪神ダ1800mの500万条件を1分51秒2の好タイムで勝っており、中央でやれる下地があったが、ルメール騎手が上手く乗って持ってきた。角居厩舎の管理馬らしい馬体の造りで4歳馬だけにまだこれから強くなる。次走はブリーダーズゴールドCに向かう予定。今後は地方交流の牝馬限定重賞を勝ちまくりそうだ。
クインズサターンは中団の内で脚をタメ、直線で外に持ち出してメンバー最速の36.3秒で伸びて0.2秒差の3着。2着クイーンマンボとはハナ差。距離延長はプラスではないが、流れが緩んだこと、内をロスなく回ったことで対応できた。これでマーチS2着、アンタレスS3着、平安S3着と3戦連続で馬券圏内を確保。以前より終い一辺倒でなくなり、自在性が増している。かなり使い込んでいるため、そろそろひと息入れることになりそうだ。
ミツバは1枠1番から後方を進み、向こう正面で外から動いて先団に押し上げ、メンバー8位タイの37.1秒でしぶとく伸びて0、3秒差の4着。前走アンタレスSより遅い流れで持ち味の地力を生かし切れなかったか。阪神ダートは[4−4−1−5]、京都ダートは[1−0−2−5]。地力タイプだけに坂のある阪神の方が合っている。1枠1番で気の悪さを出してもおかしくなかったが、まともに走ったようにここにきて精神面の成長がみられる。次走は帝王賞に向かう予定。
グレイトパールは後方を進み、向こう正面で動いて4番手に押し上げ、メンバー5位タイの37.0秒で上がって0.3秒差の5着。ダートで6戦6勝だったが、初めて先着を許した。いつものように早めに捲っていたが、流れが緩んだことで最後は切れ負け。前走長期休み明けを使われたが、馬体が8キロ増えて少し太く映った。この流れならもっと速い上がりを繰り出せる馬だが、馬体が増えた影響があったのではないか。昨年の平安SはG1級のパフォーマンスだったが、復帰後2戦はパフォーマンスを落としている。デキが戻れば、相馬眼的にG1を狙える馬という評価は変わらない。
テイエムジンソクは内ラチ沿いの4番手を進み、勝負どころで馬群に包まれて動けず、最後はジリジリとしか伸びず0.3秒差の6着。上がりはメンバー8位タイの37.1秒。距離ロスが合っても外枠スタートから外を回ってスムーズなレースをした方が力を発揮するタイプ。内枠で乗り難しかった面もあるが、この流れならハナに行く手もあった。直線で伸び切れなかったのは、休み明けで58キロを背負っていた影響もあるのだろう。パドックでは珍しくテンションが高かった。6歳馬だけにピークを過ぎた可能性があるが、自分のレースができればG2、G3ならやれそうだ。
|