2018年 3月10日(土) 2回中山5日 天候: 晴 馬場状態:稍重
11R 第36回ローレル競馬場賞中山牝馬S
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)[指定] 芝 1800m 14頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 8 14 カワキタエンカ 牝 4 池添謙一 53 1.49.0 35.4 6 460 (栗)浜田多実
2 4 6 フロンテアクイーン 牝 5 北村宏司 54 1.49.1 35.1 2 474 (美)国枝栄
3 6 10 レイホーロマンス 牝 5 岩崎翼 52 1.49.3 34.5 9 408 (栗)橋田満
4 2 2 トーセンビクトリー 牝 6 田辺裕信 56 1.49.3 35.0 3 470 (栗)角居勝彦
5 7 12 ブラックオニキス 牝 4 松岡正海 53 1.49.4 35.2 13 422 (美)加藤和宏
6 5 8 ゲッカコウ 牝 5 柴田大知 54 1.49.4 35.4 10 474 (美)高橋義博
7 4 5 キンショーユキヒメ 牝 5 蛯名正義 53 1.49.5 35.1 8 512 (栗)中村均
8 5 7 エンジェルフェイス 牝 5 三浦皇成 54 1.49.5 35.7 7 502 (栗)藤原英昭
9 3 3 バンゴール 牝 6 石橋脩 53 1.49.6 34.6 11 438 (美)尾関知人
10 1 1 エテルナミノル 牝 5 四位洋文 56 1.49.6 34.9 5 454 (栗)本田優
11 7 11 ワンブレスアウェイ 牝 5 戸崎圭太 54 1.49.6 35.0 4 484 (美)古賀慎明
12 3 4 マキシマムドパリ 牝 6 藤岡佑介 56 1.49.7 35.2 1 450 (栗)松元茂樹
13 6 9 シャルール 牝 6 内田博幸 54 1.50.0 35.3 12 468 (栗)松永幹夫
14 8 13 オートクレール 牝 7 黛弘人 53 1.50.5 36.1 14 436 (美)中野栄治
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LAP :12.5-12.1-12.3-12.3-12.1-12.3-12.0-11.5-11.9
通過:36.9-49.2-61.3-73.6 上り:72.1-59.8-47.7-35.4 平均:1F:12.11 / 3F:36.33
単勝 14 \820
複勝 14 \280 / 6 \190 / 10 \510
枠連 4-8 \1740 (9)
馬連 06-14 \1940 (6)
ワイド 06-14 \890 (8)/ 10-14 \2810 (37)/ 06-10 \1250 (15)
馬単 14-06 \4260 (17)
3連複 06-10-14 \11120 (42/364)
3連単 14-06-10 \50360 (181/2184)
カワキタエンカは大外枠からハナを切ってマイペースで進め、上がりを35.4秒(11位タイ)でまとめて1分49秒0でレースを制した。稍重で前半5F61.3秒の緩い流れで前残りになった。道中は12.0〜12.3秒で極端にラップを落とすことなく進め、平均ペースでバテない持ち味を横山典騎手が上手く引き出した。前走洛陽S10着は不甲斐なかったが、中山牝馬Sのハンデを意識した面もあるのだろう。昨年のローズSで逃げてリスグラシュー、モズカッチャンを完封して2着に粘ったのは、やはりダテではなかった。これで芝1800mは[3−2−0−0]、叩き2戦目は[2−1−0−0]。今回は芝1800m、叩き2戦目と激走の条件が揃っていた。次走は中山牝馬Sと関連性が強い福島牝馬Sに向かうことになりそうだ。
フロンテアクイーンはスタートを決めて内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー6位タイの35.1秒でまとめて半馬身差の2着。スローで前残りになるとみた北村宏騎手がいつもより前につけ、内ラチ沿いをロスなく回って持ってきた。パドックでイレ込むタイプだが、今回はそれほどテンションが高くなかった。ここにきて馬体に厚みが増し、パワーアップしてきている。芝1800mは[2−3−0−1]で安定して走っている。次走は昨年クビ差の2着に入った福島牝馬Sで重賞初制覇を目指すことになりそうだ。
レイホーロマンスは後方からメンバー最速の34.5秒で大外から追い込んで0.3秒差の3着。差し追い込み馬が伸びあぐねる中、この馬だけが伸びてきた。前走愛知杯でも最速上がりを繰り出して2着に突っ込んでいる。前走愛知杯は51キロで2着。今回は52キロで3着。ハンデ重賞で軽ハンデで激走した馬は一気にハンデが重くならず、再度激走することが多い。馬体が12キロ減って少し細くなり408キロ。小柄な牝馬だが、タフな馬場をこなすタイプ。半兄にスズカデヴィアス。牝馬限定のハンデ重賞で注意したい。
トーセンビクトリーは内枠スタートから5番手につけたが、直線で伸び切れず0.3秒差の4着。好位置につけたが、直線で伸び切れなかったのは稍重の馬場でトップハンデ56キロが堪えたのではないか。昨年の中山牝馬Sを勝ったが、今回より3キロ軽い53キロだった。芝1800mは[4−2−3−4]でベストの距離。次走の福島牝馬Sに向かうことになりそうだ。
ゲッカコウは4番手につけたが、直線で伸び切れず0.4秒差の6着。直線で一瞬見せ場を作ったが、そこからひと伸びがなかった。これまで7回の連対は全て良馬場だけに稍重の緩い馬場が影響したのだろう。昨年のディセンバーSではマイネルハニーに0.1秒差の2着に入り、3着グレーターロンドンを完封している。良馬場なら牝馬限定重賞で激走があってもおかしくない。
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