サウジアラビアRC
2017/10/7 東京競馬場 芝1600m

レース展望

OP特別のいちょうSを含めた過去10年で1番人気は[1−4−2−3]で5連対。最近5年は2、4、10、2、3着で勝った馬はいない。2番人気は[1−3−2−4]で4連対、3番人気は[4−1−2−3]で5連対。連対全馬が5番人気以内。6番人気以下は[0−0−2−60]。最近5年の馬連は4倍、20倍、21倍、9倍、10倍。人気馬の組み合わせで10〜20倍台を狙うのが妙味。

前走勝ち馬が13連対。連対馬20頭全てが前走4着以内。前走5着以下は[0−0−2−22]。前走惨敗した馬はほとんど出番がない。関東馬[7−6−8−69]、関西馬[3−4−2−12]、地方馬[0−0−0−1]。関東馬は5番人気以内なら[7−6−6−17]。関西馬は前走勝った馬が4番人気以内なら[3−3−1−3]。牝馬は[1−0−0−8]で4番人気の1連対のみ。

ステルヴィオは東京芝1600mの新馬戦を好位からメンバー最速の34.2秒で抜け出して1分34秒8で優勝。前走コスモス賞は後方から捲ってメンバー2位の35.8秒で差し切り、1分51秒3で優勝。小柄な馬だけに重馬場でよりタフなレースになったが、いい脚を長く使い最後は力で捻じ伏せた。サンデーレーシングで400万円で募集された今年初年度のロードカナロア産駒。サンデーレーシングは新潟2歳Sをフロンティア、札幌2歳Sをロックディスタウンが2戦2勝で制している。3戦連続でルメール騎手が騎乗する。

前走札幌2歳S3着のダブルシャープ、前走新潟2歳S3着のテンクウ、前走阪神芝1800mの新馬戦を圧勝したダノンプレミアム、前走東京芝1800mの新馬戦を勝ったスワーヴエドワード、前走中京芝1600mの未勝利戦をレコードで圧勝したシュバルツボンバー、前走新潟の未勝利戦を圧勝したカーボナードなど。ダブルシャープはクローバー賞でパワーオブロンドン(次走ききょうS圧勝)を差し返して勝ち、前走札幌2歳Sで最後方から捲ってメンバー最速の35.3秒で上がり3着に入った。機動力があり、追ってバテないタイプ。間隔を詰めて使われたため、輸送して状態をキープでき、かつ東京の速い上がりに対応できれば。

テンクウは前走新潟2歳Sで6番手からメンバー最速の32.6秒で伸びて0.1秒差の3着。逃げたコーディエライトが内にモタれたため、荒れた最内を走らざるをえなかったことが堪えた。東京芝1600mの新馬戦を2番手から高速ラップでまとめて勝っている。新馬戦で騎乗した田辺騎手に乗り替わる。ダノンプレミアムは新馬戦を2番手からメンバー2位の34.6秒で抜け出して1分48秒7(稍重)で4馬身差の圧勝。大きなストライドで後続を引き放した。ディープインパクト産駒でいかにも素質が高そうだが、距離1F短縮がどう出るか。高額の素質馬が多い中内田厩舎は新潟2歳Sをフロンティアで制している。

スワーヴエドワードは新馬戦を好位からメンバー2位の34.6秒で差し切り1分52秒3で優勝。エイシンフラッシュの初年度産駒。四位騎手に乗り替わる。過去10年で前走新馬戦を勝った馬は[2−5−4−18]、4番人気以内なら[2−5−3−5]。重賞昇格後3年は前走新馬戦を勝ったネオルミエール(2人)、イモータル(1人)、ダンビュライト(2人)が2着に入っている。1、2番人気に支持されたら要注意。今年はステルヴィオの位置づけがカギ。16年以降の東京芝1600mでルメール騎手は1番人気なら[11−4−0−7]で勝率50%。今秋も高配当を獲るにはルメール、Mデムーロ騎手との闘いになる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM



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